大規模な増築・改修工事を段階的に進めている『横浜スタジアムの工事現場見学会』が15日(木)に行われ、2019年3月完成予定の「個室観覧席」と「屋上テラス」、「右翼側観覧席」の一部が公開された。
現場責任者の吉川さんによれば、増築・改修部分の「メインフレームは大方できあがっている」とのこと。土台となる部分はほぼ完成し、進捗率も「50%ちょっと」で工事自体は順調に進んでいるという。
個室観覧席と屋上テラス席はバックネット裏に増設されており、屋上テラス席の高さは地上約31メートル。一般的なビルでは8~9階に相当する高さで、バックスクリーンの広報には、ランドマークタワーやヨコハマ・グランド・インターコンチネンタルホテルなど、“横浜みなとみらい21”のビル群が見える。
今回公開された右翼席スタンドに「3800席」、バックネット裏には「600席」が。2020年の開幕までには、左翼席スタンド「2700席」が増築される。新たに7100席が増える計算になるが、増築にあたり一部の座席が削減され、最終的には現状から6000席増になる見込み。収容人員は、現在の2万9000人から3万5000人となる見通しだ。
増設される「右翼側観覧席」も最高部がテラス席と同じ地上31メートルで、斜度は約30度と、既存の右翼スタンドとほぼ同じ角度となっており、見やすさは担保されている。



