ニュース

稲葉監督、実り多き日米野球を総括「ジャパンとして前に進むことができた」

無断転載禁止
侍ジャパン・稲葉篤紀監督

「この経験を活かして、さらに成長してくれると信じています」


 『2018 日米野球』の最終戦が15日にナゴヤドームで行われ、侍ジャパンが4-1でMLBオールスターチームに勝利。シリーズ通算成績を5勝1敗とし、良い形で2018年の戦いを締めくくった。

 侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は、はじめに「MLBのみなさんに日本に来ていただいて、真剣勝負をしていただけたことに感謝したい」とMLBオールスターチームへの感謝を口にし、「侍ジャパンとしては、こうした力のあるチームと戦うことで非常に良い経験ができた。チームとして前に進むことができたと思う」と全6戦を終えての手応えを語る。

 2020年の東京五輪で金メダルという目標を掲げて、昨年から発足した稲葉ジャパン。今回のシリーズでは、「若い選手をジャパンに呼んで、どういう活躍を見せてくれるかというところを楽しみにしていた」という指揮官の想いの通り、全試合で安打を放った上林誠知(ソフトバンク)をはじめ、捕手の甲斐拓也(ソフトバンク)、4番も任された山川穂高に源田壮亮、外崎修汰(いずれも西武)と昨秋のアジアCSで抜擢した若い選手たちが連日の活躍。最終戦で4番に入った岡本和真(巨人)や持ち味のスピードを発揮した田中和基(楽天)といった新たなメンバーも加わり、この先が楽しみになるような内容で結果も残した。


 劣勢でも最後まで諦めない姿勢というのがシリーズを通じて随所に見られ、日本特有の“粘り”にはMLBを率いたドン・マッティングリー監督も「最後まで抑え続けるのは難しい相手だ」と脱帽。

 稲葉監督も選手たちの粘り強さを高く評価しており、「ピッチャーはメジャーを代表する素晴らしい打者を相手に逃げることなく攻めてくれた。バッターも相手の強いボールに対して必死に食らいついて、終盤の逆転勝ちは3回もあった。こうしたことは大きな自信になると思う」と収穫の多さを挙げ、「若い選手からベテランまでが融合したチームだった。みんなでひとつになって、侍ジャパンとして大きく前に進むことができたシリーズだった」と振り返った。

 来年には『プレミア12』が控え、その向こうには大目標であるオリンピックが待っている。「選手たちは個々にいろいろなこと感じてくれたと思う。必ずこの経験を活かして、さらに成長してくれると信じています」と笑顔を見せた指揮官。2018年秋に得たたくさんの収穫を、いかにして来年以降へ繋げていくのか。今回の日米野球を通して成長した稲葉ジャパンの姿が、来年の大舞台で再び見られることを楽しみにしたい。



ツイート シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西