ニュース 2018.11.19. 11:30

過去5年でドラフト組が戦力となっているのは!?【深澤弘のショウアップナイターヒストリー】

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いよいよ迫ってきた“運命の一日”

過去5年のドラフト組はどれだけ台頭!?


 ドラフト会議は色々なドラマがあり非常に面白いですね。今年は育成を除くと83人の選手が指名を受けました。

 このドラフトで入団した選手というのが、どのくらいチームの戦力として役立っているのかは気になるところ。そこで、2013年から2017年までの5年間で検証してみました。

 この5年の間にドラフト会議を経てプロ入りした選手は、育成選手を除くと414人います。


西武が優良!楽天以外はまずまず!?


 チーム別に見ていくと、パ・リーグを制した西武は5年間で37人(育成3人)の選手がプロ入りしました。野手では、山川穂高、森友哉、岡田雅利、外崎修汰、源田壮亮などがいます。投手陣は少し低迷していますが高橋光成、多和田真三郎、野田昇吾、平井克典など…今年ローテに入った今井達也を含めると10名くらいですかね。西武は一軍で活躍している選手が多い印象です。

 順不同になりますが、楽天には2013-17年の5年間で51人(育成11人)の選手がプロ入りしました。この51人のうちで活躍しているのは、5年目の松井裕樹、それから3年目の茂木栄五郎、2年目の高梨雄平と開花した田中和基。この4人くらい。藤平はもう少しで、オコエのように一軍二軍を行き来しているプレイヤーが多く、なかなか一軍に定着できない。楽天は51人で主力は4人ですから、あまり効率が良い方ではありません。

 オリックスは56人(育成12人)採っています。オリックスは結構毎年たくさんの選手を採っています。内訳を見てみると、結構活躍しています。吉田一将、東明大貴、若月健矢、西野真弘、宗佑磨、小田裕也、吉田正尚、近藤大亮、山岡泰輔、山本由伸、黒木優太、澤田圭佑、福田周平などがいます。名前を挙げてみると、これだけの選手が一軍でプレーしているんですね。

 日本ハムは41人(育成0人)が、この5年間でプロ入りしています。41人のうち一軍で働いている選手は浦野博司、高梨裕稔、白村明弘、有原航平、石川直也、清水優心、加藤貴之、井口和朋、横尾俊建、石井一成、玉井大翔、西村大裕。率は結構高いです。

 ロッテは40人(育成7人)獲得して、そのうち一軍で継続的にプレーしているのは石川歩、吉田裕太、井上晴哉、二木康太、中村奨吾、平沢大河、酒居知史、有吉優樹、藤岡裕大といったところでしょうか。

 楽天以外は結構働いていますね。ソフトバンクは53人(育成29人)。そのうち一軍で働いているのは、加治屋蓮、森唯斗、石川柊太、上林誠知。ルーキーの高橋礼と大竹耕太郎が終盤に出てきましたけど、4年目以下はほぼ一軍で働いていない。シーズンを通して一軍で働いていたのは、5年目の選手だけでした。

 来年3、4年目を迎える選手たちが活躍し始めると、「あのチームは計画的に選手を出しています」という風になって来るでしょうね。


セは広島とDeNAが上々!?


 セントラル・リーグは、広島が2013年から2017年のドラフトで採ったのが36人(育成5人)。比較的低い数字ですが、36人の中には、大瀬良大地、九里亜蓮、田中広輔、野間峻祥、薮田和樹、岡田明丈、西川龍馬、アドゥワ誠などがいます。

 阪神は32人(育成1人)採りまして、そのうち一軍に上がって来たのは岩貞祐太、梅野隆太郎、岩崎優、植田海、高山俊、大山悠輔、糸原健斗。調子を落としてファームにいた選手もいますが、大体こんなところです。

 DeNAは46人(育成8人)獲得して、嶺井博希、三上朋也、砂田毅樹、山崎康晃、石田健大、倉本寿彦、今永昇太、柴田竜拓、戸柱恭孝、濱口遥大、東克樹、神里和毅などが一軍で活躍しています。

 巨人は63人(育成31人)ドラフトで獲得して、一軍に上がって来たのは小林誠司、田口麗斗、岡本和真、重信慎之介、山本泰寛、吉川尚輝、田中俊太、大城卓三がいます。岡本が一軍で大ブレイクしましたが、その他の選手たちは思うような活躍を見せることはできず、割合的には低いです。

 中日はこの5年間で獲得した48人(育成15人)のうち又吉克樹、祖父江大輔、それから4年目が誰も活躍していなくて、3年目は小笠原慎之介、佐藤優。2年目は京田陽太。ルーキーは鈴木博志。中日は48人中働いているのは6人ですから、ちょっと成績が悪いですね。

 ヤクルトは、この5年間で35人(育成2人)採りましたが、働いているのは5年目の秋吉亮、西浦直亨。それから4年目の風張蓮。3年目の原樹里、廣岡大志。2年目の中尾輝。こうやって見てみると打率は低い。

 それでもヤクルトは躍進しましたが、中日は新しい力が出て来ない。その代わりに中日は色々な外国人を採っていますので、それで埋めていると思いますが…。やっぱり新しい力が欲しいところですね。

 過去5年間で、2013年から2017年ドラフト指名入団選手が538人(育成124人)。一軍の戦力として今働いているのは12球団でだいたい100人ほど。従って、ドラフトで選手を引き当てるというのは難しい、ということがこの数字に出ていますね。


(ニッポン放送ショウアップナイター)


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