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まさかの“減量指令”も!? 立正大を日本一に導いた男・伊藤がDeNAと仮契約

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仮契約を行ったDeNAのドラフト2位・伊藤裕季也 [写真=萩原孝弘]

立正大9年ぶりVの立役者


 DeNAは16日、ドラフト2位で指名した立正大の伊藤裕季也内野手と仮契約を締結。契約金は7000万円、年俸は1200万円(金額は推定)。背番号は「4」に決定した。

 契約を終え、若干緊張した面持ちで登場した伊藤は「少し実感が湧きました」と安堵の一言。大学生活ラストの大会となった明治神宮大会で有終の美を飾り、いよいよこれからプロ野球選手としての人生がはじまる。

 ドラフト会議の後に行われた明治神宮大会。より大きな注目を集めたなかでも、「今までよりもチームメイトから期待されているので、それに応えたいとプラスに働いた」とプレッシャーを力に変える強心臓ぶりを発揮。準々決勝の九州共立大戦で決勝2ランを放つと、決勝の環太平洋大戦でも逆転2ランを放つなど、頼れる4番として、主将としてチームを牽引。9年ぶりとなる大学日本一の栄冠をもたらした。

 最高の結果でプロ入りに弾みをつけたかに見えたが、本人は「自信にはなっていない。プロの球を見たわけでは無いので」と冷静なコメント。話を聞いてみたいチームメイトには宮崎敏郎を挙げ、「右方向に打つ打撃」を参考にしたいと語った。


スカウト部長「ちょっと太い」


 会見に同席したDeNAの吉田孝司球団代表補佐兼スカウト部長は、伊藤について「バットコントロールとリストの柔らかさで右方向に打てる」と強みを分析。これは「反対方向のバッティングがセールスポイント」とした伊藤の自己分析とも一致している。

 背番号も侍ジャパン・大学代表で背負った「4」に決まり、「1ケタのいい番号。チームの中心になれる選手になりたい」と、目を輝かせた。

 ところが、最後に意外な注文も…?吉田スカウト部長は「ウエイトが心配。ちょっと太い」とまさかの苦言。9月に左ひざを故障した影響もあって、現在の体重は「97キロ程度」とのこと。これには本人も「練習して93キロにします!」と宣言し、まずは“減量”から取り組むことになった。

 思わぬ指摘も飛び出したが、チームにとって期待の星であることは間違いない。DeNAといえば二塁のレギュラーを固定できないシーズンが近年続いており、今季も65試合に出場した柴田竜拓を筆頭に、倉本寿彦や石川雄洋、ネフタリ・ソト、山下幸輝、田中浩康、宮本秀明、大和とたくさんの選手が二塁のポジションを守った。

 立正大を9年ぶりの大学王者へと導いたスラッガーは、プロの舞台でもチームを歓喜に導く活躍ができるか。“ダイエット”への挑戦も含め、伊藤裕季也のこれからが楽しみだ。


取材・文=萩原孝弘

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