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攻守両面で進化した西武・外崎修汰 侍ジャパンに不可欠な存在へ

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日米野球では全6試合中5試合に出場した西武の外崎修汰

三塁で2度、左翼で1度スタメン出場


 東京五輪での金メダル獲得を目指す野球日本代表「侍ジャパン」。11月9日から始まった日米野球を、5勝1敗の好成績で終えた。

 2017年から侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は、「非常に良い経験ができた。みんなでひとつになって、侍ジャパンとして大きく前に進むことができたシリーズだった」と総括。MLBオールスターチームを率いたドン・マッティングリー監督も「日本の選手たちは、何より野球というスポーツを“正しい方法”で行う。常に全力を尽くそうという姿勢を見せる」と、侍ジャパンを称えた。

 実績のある柳田悠岐(ソフトバンク)、秋山翔吾(西武)らが打線をけん引し、新戦力では、持ち味を発揮した笠原祥太郎(中日)、高橋礼(ソフトバンク)らの好投が光った。その他にも、1勝2セーブを記録した山崎康晃(DeNA)、全6試合で安打を放った上林誠知(ソフトバンク)、大会打率.429をマークした源田壮亮(西武)など、稲葉体制後、代表に定着している面々も活躍した。

 同じく稲葉ジャパンの常連である外崎修汰(西武)も、要所で存在感を示した。日米野球では3度のスタメンを含む5試合に出場。7日に行われた台湾との壮行試合を含めると、計6試合で打率.286、3打点をマークした。

 日米野球の第3戦、第4戦では、岡本和真(巨人)の不調もあり、いずれも「6番・三塁」で先発出場。第3戦は4回に同点適時二塁打、第4戦はMLB選抜の先発・前田健太(ドジャース)から唯一の安打を放つなど、スタメン時は全3試合で安打を記録した。第6戦は「8番・左翼」で先発出場。2度の途中出場時でも守備、走塁を無難にこなし、チームの勝利に貢献した。

すべての面でパワーアップ、OPSはリーグ8位


 外崎は昨年11月、稲葉監督の初陣となった「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で代表初選出。打率.462、1本塁打 4打点の活躍で大会MVPに選出された。今年3月に開催された豪州代表との親善試合にも出場。チームの2連勝に貢献した。

 西武でのレギュラーシーズンでは、終盤に故障で離脱したものの、119試合の出場で打率.287、18本塁打、67打点、25盗塁を記録した。出塁率(.357)と長打率(.472)も大幅アップし、これを加算したOPSはリーグ8位の.829。稲葉監督が求める「パワーとスピードを兼ね備えた選手」にさらに近づいた。

 守りは右翼を中心に、二塁、三塁、左翼と、途中交代も含め4ポジションを兼務。マルチプレイヤーとしても西武のリーグ優勝に大きく貢献した。

 稲葉監督は常々、「WBCと五輪は違う」と口にしている。ベンチ入りできるのはWBCが28人に対し、五輪は野球競技が最後に行なわれた北京大会で24人。指揮官は現役時代に両大会に出場し、その違いを実際に体感している。

 登録メンバーが少なくなれば、複数の役割をこなせる選手がより重用される。外崎はもう、代表に欠かせない選手なのだ。

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