同期入団の二人が『ファン感』で挨拶
楽天の聖沢諒外野手(33)と伊志嶺忠捕手(33)が23日、楽天生命パークで行われた『ファン感謝祭』で、今季限りで引退することを発表した。
聖沢は2007年大学・社会人ドラフト4位で楽天に入団。12年には54盗塁で盗塁王に輝くなど、プロ通算1034試合で、打率.274、19本塁打、249打点、197盗塁の成績を残した。
13年の日本一にも貢献した韋駄天は、「11年間のプロ野球生活にピリオドを打ち、引退することを決意しました。周りの人から『まだまだできる』『もっとプレーが見たい』と、ありがたい言葉をいただいたのですが、今年、成績が残せなかったことがすべてで、引退することを決めました。一軍の試合に出られるのかなと不安だった頃を思い出すと、1000試合も皆さんの前でプレーすることができました。ファンの皆さんが良いときも悪いときも支えて、応援してくれたからこそ今の自分があります。本当に11年間、ありがとうございました」と挨拶した。
聖沢と同じく、07年の大学・社会人ドラフト3位で入団した伊志嶺も引退を決断。今季は一軍出場がなく、プロ通算186試合の出場で、打率.198、4本塁打、29打点の成績を残した。
沖縄出身で“シーサー”の愛称で親しまれた伊志嶺は、「苦しいことばかりで決して華やかではありませんでしたが、楽天イーグルスでプレーし、日本一を経験できたことを誇りに思います。11年間プレーできたのは、多くの支えがあったからだと思います。本当にありがとうございました」とファンに別れを告げた。