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ヤクルト待望の“生え抜き遊撃レギュラー”誕生なるか…

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6年目を迎えるヤクルトの西浦直亨

2011年・川端以来の出場数


 2月1日のキャンプインまで2週間を切った。ここ数日は新人合同自主トレのニュースが繰り返し報道され、各球団期待のルーキーたちに注目が集まっているが、彼らの挑戦を受ける先輩たちも国内外で汗を流している。

 ヤクルトの野手では、最年長の37歳・青木宣親を先頭に、30歳になった上田剛史、27歳の西浦直亨、23歳の宮本丈、18歳の村上宗隆らがロザンゼルスで合同自主トレに励んでいる。青木を師事する4選手は春季キャンプへ向けての準備はもちろん、日米通算15年のキャリアを持つ“リーダー”から成長のキッカケを掴もうと日々奮闘中だ。

 なかでも昨季ショートのレギュラーポジションを掴んだ西浦にとっては、今季は足場固めを目指す重要なシーズン。今季にかける思いは人一倍大きいだろう。昨季は開幕スタメンこそ逃したものの、5月途中にショートのレギュラーポジションを奪取。終わってみればバレンティン(142試合)、山田哲人(140試合)、坂口智隆(139試合)に次ぐチーム4位の138試合に出場し、自身初の2ケタ10本塁打も記録した。

 注目すべきは、出場138試合のうち127試合(途中出場含める)で「遊撃手」として出場したこと。ヤクルトで同一選手が「遊撃手」として1シーズン100試合以上に出場したのは、2011年の川端慎吾(111試合)以来、実に7年ぶりのことだった。


▼ 2000年以降の「遊撃手」最多出場選手

00年:宮本慎也(136試合)
01年:宮本慎也(125試合)
02年:宮本慎也(114試合)
03年:宮本慎也(140試合)
04年:宮本慎也( 90試合)
05年:宮本慎也(135試合)
06年:宮本慎也( 72試合)
07年:宮本慎也(129試合)
08年:宮本慎也( 58試合)
09年:川島慶三(118試合)
10年:藤本敦士( 62試合)
11年:川端慎吾(111試合)
12年:川端慎吾( 83試合)
13年:川島慶三( 95試合)
14年:森岡良介( 86試合)
15年:大引啓次( 96試合)
16年:大引啓次( 99試合)
17年:大引啓次( 78試合)
18年:西浦直亨(127試合)

※途中出場含む


宮本慎也以来の“生え抜きショート”


 2000年以降の「遊撃手」最多出場選手を見れば、ファンが宮本慎也(現ヘッドコーチ)以来の“生え抜きショート”の台頭を期待したいたのも納得。宮本が三塁手に転向して以降は川端が後継者に指名されるも、守備力と故障の負担を考え遊撃手としての起用を断念。川端は“三塁手・宮本”を後継する格好になった。

 その結果、ここ数年最も遊撃手を任されてきたのは日本ハムからトレードで加入した川島や、中日を戦力外となってヤクルトにやってきた森岡、そして日本ハムからFAで獲得した大引と、いずれも移籍組の選手たちだった。2010年の最多出場である藤本もFA組ということで、ヤクルトのショートは移籍組に支えられてきた歴史がある。

 西浦が今季ポジションを争うのは、昨季の開幕ショートを任された21歳の広岡大志を筆頭に、ルーキーの吉田大成、そして自主トレを共にする宮本丈といった球団生え抜きの若手たち。西浦が広岡からポジションを奪ったように、春先の成績次第では西浦が彼らからポジションを追われる可能性も十分にある。

 追われる立場で迎える初めての春季キャンプ。首脳陣は内野手の軸としてさらなる成長も期待している。小川監督が「春季キャンプのキャプテン」に指名したのもその現れだ。首脳陣の期待に応える活躍が見せられれば、02~03年の宮本慎也以来で16年ぶりの2年連続「遊撃手」100試合超えも見えてくる。

 まずは春季キャンプから繰り広げられるであろうポジション争いに注目だ。


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