ニュース 2018.12.01. 10:00

明暗分かれた昨季の新人王

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2017年「新人王」の中日・京田(左)と西武・源田(右) (C)KYODO NEWS IMAGES
 昨季新人王に輝いた源田壮亮(西武)と京田陽太(中日)。2年目の今季はさらなる飛躍が期待された2人だが、明暗が分かれる形になった。

 源田は2年目の今季も主に2番を担当し、全143試合に出場し、打率.278、4本塁打、57打点、34盗塁をマーク。守っても遊撃の補殺新記録となる526補殺を記録するなど、初のゴールデングラブ賞を受賞した。10年ぶりのリーグ優勝にも大きく貢献し、走・攻・守、全ての面でチームに不可欠な存在へと成長を遂げた。

 一方、京田は“2年目のジンクス”にハマる形となった。全143試合に出場したが、打率は規定打席到達者の中のリーグワースト2位となる.235、出塁率も.266と上位を打つ打者としては物足りない数字に終わった。

 5月24日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-中日戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、「1番、2番だとボールを見るとか、相手ピッチャーにしつこいところを見せるとか、そのことによって球を投げさせて次のバッターに繋がる。」と粘り強い打撃を求めた。

 中日OBの山崎武司氏は6月28日の『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-中日戦』の中継で「京田は試合に出なければいけない立場の人間ですからね。彼は足もありますし、チームを引っ張っていく選手にならないといけない」と奮起を促した。

 攻撃面で苦しんだ京田だが、遊撃の守備では昨季の14失策から6失策へと減らし、守備面で成長を見せた。来季は同じ遊撃を主戦場にする大阪桐蔭の根尾昂が入団。先輩としての意地を見せたいところだ。

 2年目の今季も変わらず活躍した源田、一方で苦しんだ京田。両選手、3年目はどんなシーズンを送るか注目だ。

▼ 源田壮亮(西武)
1年目:143試 率.270 本3 点57
2年目:143試 率.278 本4 点57

▼ 京田陽太(中日)
1年目:141試 率.264 本4 点36
2年目:143試 率.235 本4 点44

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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