田中将大
チャリティーイベントに参加した田中将大(右)と成田緑夢(左)、小学生20名

◆ 小学生が大活躍!?

 ヤンキースの田中将大選手が2日、パラアスリートの成田緑夢選手と『ウブロ×田中将大チャリティーイベント~Pray for HOKKAIDO~』に参加。20名の小学生と共にターゲットチャレンジに挑戦し、9月6日に発生した北海道胆振東部地震で被災した方々の支援を行うために180万円が寄付されることになった。

 妻の里田まいさんが札幌出身で自身も高校時代を北海道で過ごし、北海道を「第2の故郷」と語る田中がキャッチボールを通じて20名の小学生と交流。続けて行われたターゲットチャレンジでは、抽選で選ばれた10名の子どもたちと、的の大きさによって寄付金の額が変わるチャリティーイベントに挑戦した。

 子どもたちが1球ずつ、成田が3球、田中が5球、合計18球の持ち球で全ての的を射抜くと総額200万円が寄付されるターゲットチャレンジは、先陣をきった小学生が立て続けに「30万」、「50万」、「30万」という難易度の高い的をクリアして田中を驚かせると、その後も小学生が「20万」の的を、成田が「15万」の的を射抜き、残るは「20万」と「15万」が1枚ずつ、そして「10万」が2枚の計4枚に。田中には5球で4枚というミッションが課され、オフシーズンを経て「キャッチボールを始めたばかり」という田中からはやや弱気なコメントも。

 しかし、立て続けに「10万」のボードを抜いて残るは2枚。3球目を外して後がなくなったが、やや本気モード!?となった田中の速球が「15万」の的を打ち破ってパーフェクトにリーチ。ところが最後のボールがわずかに枠を外れると、泣きの1回も及ばなかったが、小学生たちの奮闘もあり「180万」の寄付が決定した。

◆ 菊池雄星にエール!?

 ターゲットチャレンジ終了後にはトークセッションが行われ、今季を「悔しいシーズン」と総括した田中は「シーズンを通してなかなか良い投球ができなかった。チームとしてもワールドシリーズに届かず悔しい」と語り、来季に向けては「ワールドシリーズ制覇が一番」の目標であることを強調。自身としても「1シーズン、ローテーションを守ってクオリティの高い投球をしていきたい」と意気込み、メジャー挑戦が確実視されている菊池雄星には「頑張れよ言いたい」とエールを送った。

 また、子どもたちには「ずっと上手くいき続けることはない。ミスすることはあると思うけど、その後の姿勢や行動が大事。ミスから学んで同じことを繰り返さないことが大切になる」との金言を送り、「どうやったら世界で活躍できる選手になれますか?」との質問に対しては、「目の前のことに全力で取り組むことが大事」とアドバイス。今回のようなチャリティーイベントに関しても「継続してやっていければ」と前向きなコメントを残した。

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