「気持ちあがりました」
西武の栗山巧選手(35)が3日、契約更改交渉に臨み、700万円増の年俸1億3700万円(※金額は推定)でサインした。
球団からは「リーグ優勝にあたってベテランの力が大きかったと言っていただいた」ことを明かし、「個人的な数字はもちろん、どの部門を見ても物足りない」とした上で「チームが優勝する中の1つの戦力として怪我せずやれたのは非常に良かった」と10年ぶりのリーグ制覇を成し遂げたシーズンを振り返った。
、また、松井稼頭央選手の引退を受け、中村剛也選手と共にチーム最年長となることについては「そんなに深く考えることはないんですけど、先頭に立って引っ張っていく。メンバーの中で自覚を持って後輩のお手本になるようにやっていきたい」とコメント。自身と同じ“FA宣言残留”という道を選択した盟友については「マネしやがったな。オレの後をついてきたな。それくらいです(笑)」と語り、報道陣の笑いを誘っていた。
さらなる高みを目指して
来季はプロ18年目を迎えるが、「先輩方を見ればまだまだ長くやっておられる方もいらっしゃいますし、もっと上を目指してやっていきたい」と先を見据えた。その一方で、残り278本となっている2000安打に向けては「まだまだ見えないところに目標はある。その目標がしっかり見えるように、来年も必死になって頑張っていきたい」との思いを口にした。
もちろん、チームとして見据えるのは2年連続のリーグ優勝。「10年前に優勝したときは(翌年)Bクラスに落ちたんで、同じことしないように『連覇』という高い目標を持ってやっていく」と決意を新たにした。