現状維持も
西武の中村剛也選手(35)が4日、メットライフドームで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億8000万円(※金額は推定)でサインした。
シーズン序盤は不振に喘いだこともあり、「前半はほんと何もできなかったですし、ケガもしましたし、凄く苦しかったですけど、後半なんとか、バットの方でチームに貢献できたかなと思います」とこの1年を振り返った中村。残り15本と迫っている通算400号本塁打については「あと15本なのできっちり意識してやりたい」「試合に普通に出て普通に良いバッティングできればいける数字なので、さっさといきたい」と早期の達成を視野に入れた。
FA宣言残留について球団からは「嬉しかったと言ってもらえましたし、来季もまた一緒にがんばろうと言ってもらった」ことを明かし、「しっかり身体を作って良い形で2月1日を迎えられるようにやっていきたい」と来季を見据える。
また、宣言残留という道をを選んだことについては「今年はリーグ優勝しましたけど、日本シリーズも出れなかったですし、日本一にもなれなかった。そういうのもあって、今まで育ててもらったライオンズで今年達成できなかったことに挑戦したい。(その目標を)達成したいですし、もう一回、日本一になりたいので、FA宣言残留というのを選びました」と説明。チームへの愛着と、今季は届かなかった“日本一”への思いを口にした。