オリ今季の柱が
阪神は7日、FA権を行使していたオリックス・西勇輝投手(28)の獲得を発表した。
西は2008年のドラフト3位で菰野高校からオリックスへ入団。3年目の2011年シーズンにプロ初勝利を上げると、先発ローテーションの一角として二桁勝利(10勝7敗1S)を記録した。
2012年にはシーズン最終戦のソフトバンク戦で平成生まれの投手としては史上初のノーヒットノーランを達成。13年からは4年連続で150イニング以上を投げるなど、ローテーション投手として活躍してきた。
プロ10年目の今季は25試合(162.1回)に登板し、10勝13敗、防御率3.60の成績。勝利数、投球回数はチームトップで、先発投手陣の柱として活躍していた。
なお、阪神がFAで選手を獲得するのは12人目で、その内オリックスから阪神へFA移籍したのは、16年の糸井嘉男に続いて6人目。投手では99年の星野伸之以来となる。
▼ 阪神がFAで獲得した選手
※カッコ内はポジションと前所属球団
93年:石嶺和彦(外野手/オリックス)
94年:山沖之彦(投 手/オリックス)
99年:星野伸之(投 手/オリックス)
01年:片岡篤史(内野手/日本ハム)
02年:金本知憲(外野手/広 島)
07年:新井貴浩(内野手/広 島)
10年:藤井彰人(捕 手/楽 天)
10年:小林宏之(投 手/ロッテ)
12年:日高 剛(捕 手/オリックス)
15年:高橋聡文(投 手/中 日)
16年:糸井嘉男(外野手/オリックス)
18年:西 勇輝(投 手/オリックス)
これで今季FA権利を行使した全5選手の所属先が決定。宣言残留した中村剛也(西武)を除く4選手が来季から新天地で戦うことになった。
▼ 国内FA宣言選手
浅村栄斗 西武 → 楽天
西 勇輝 オリックス → 阪神
丸 佳浩 広島 → 巨人
▼ 海外FA宣言選手
中村剛也 西武 → 宣言残留
炭谷銀仁朗 西武 → 巨人