ニュース 2018.12.13. 13:01

“メジャー帰り”の選手を多く獲得している球団は…?

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10年ぶりに巨人に復帰した上原浩治(C)KYODO NEWS IMAGES

昨年の上原につづいて…


 近年は珍しいことではなくなってきた日本人メジャーリーガーのNPB復帰。来季も海の向こうで活躍した男がまた一人、日本のプロ野球界に帰ってくる。

 マリナーズで通算63勝(39敗)を挙げた岩隈久志が巨人と契約合意。日米通算170勝。メジャーで3度の2ケタ勝利を記録した実績に加え、日本人選手としては野茂英雄以来となるノーヒットノーランも達成した右腕。今季は右肩の手術明けということもありメジャーでの登板がなく、マイナーでも3イニングの投球に留まっているということで未知数な部分も大きいが、万全であれば大きなプラスとなることは間違いない。


 巨人としては、上原浩治に続いて2年連続(※上原の獲得は今年3月のことだったが)の“メジャー帰り”選手の獲得になる。

 メジャーに挑戦した選手が晩年にNPBの舞台に帰ってくるというパターンは近年増えているが、巨人はこの岩隈で4人目の獲得となった。これは12球団のなかで多い方なのか、少ない方なのか…。今回は“メジャー帰り”の選手を多く獲得している球団を調べ、ランキングにまとめた。

 なお、ここでは“メジャー帰り”を「NPB球団からメジャー球団と契約・プレーをして、後にNPBに復帰した選手」と定義。「NPBを経ずにメジャー球団からNPB球団に入団した選手」や「メジャーでの出場歴がない選手」に関しては対象外とした。


“メジャー帰り”選手獲得人数ランキング


1位 阪神 【6人】
・伊良部秀輝(2003年)
・城島健司(2010年)
・福留孝介(2013年)
・西岡 剛(2013年)
・建山義紀(2014年)
・藤川球児(2016年)※日本の独立リーグを挟む

1位 ソフトバンク 【6人】
・村上雅則(1966年)※留学という扱い
・岡島秀樹(2012年、2014年)
・五十嵐亮太(2013年)
・松坂大輔(2015年)
・和田 毅(2016年)
・川崎宗則(2017年)

3位 楽天 【5人】
・福盛和男(2009年)
・藪 恵壹(2010年)
・松井稼頭央(2011年)
・岩村明憲(2011年)
・斎藤 隆(2013年)

4位 オリックス 【4人】
・吉井理人(2003年)
・中村紀洋(2006年)
・田口 壮(2010年)
・井川 慶(2012年)

4位 日本ハム 【4人】
・野村貴仁(2003年)
・新庄剛志(2004年)
・田中賢介(2015年)
・村田 透(2017年)

4位 ヤクルト 【4人】
・石井一久(2006年)
・高津臣吾(2006年)
・木田優夫(2006年)
・青木宣親(2018年)

4位 巨人 【4人】
・柏田貴史(1998年)
・小林雅英(2010年)
・上原浩治(2018年)
・岩隈久志(2019年)

8位 ロッテ 【3人】
・小宮山悟(2004年)※無所属を1年挟む
・井口資仁(2009年)
・薮田安彦(2010年)

8位 DeNA 【3人】
・佐々木主浩(2004年)
・大家友和(2010年)
・高橋尚成(2014年)

10位 広島 【2人】
・高橋 建(2010年)
・黒田博樹(2015年)

11位 中日 【1人】
・川上憲伸(2012年)

12位 西武 【0人】


※メジャー帰り=NPB球団からメジャー球団と契約・プレーをし、NPBに復帰した選手。
(対象外:NPBを経ずにメジャー球団からNPB球団に入団した選手、メジャーでの出場歴がない選手)

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