“巨人キラー”としても期待
阪神は17日、新外国人選手の獲得を発表。今季中日で13勝を挙げたオネルキ・ガルシア投手(29)が来季からチームに加わることが決まった。
ガルシアはキューバ出身の左腕投手。190センチ・104キロと恵まれた体格から投げ込まれる力強いクセ球を武器に、来日1年目からローテーションの中心として活躍。いきなり13勝9敗、防御率2.99という好成績を残している。
ところが、中日とは条件面で折り合いがつかずに契約延長交渉が決裂。自由契約となり、その動向に注目が集まっていたなか、阪神がいち早く契約を結ぶことに成功した。
今季の阪神は大黒柱であるランディ・メッセンジャーが11勝を挙げる力投を見せるも、ほかの投手が続かず。2ケタ勝利はおろか規定投球回到達もメッセンジャーのみと先発陣の不振に苦しんだ。そんなチームはリーグ最下位という屈辱から這い上がるべく、今オフはFA市場から西勇輝の獲得にも成功。浮上のカギを握る先発陣の再建へ、頼もしい2つのピースが加わったことになる。
また、ガルシアといえば今季4戦3勝、防御率1.80と“巨人キラー”ぶりを発揮しており、阪神ファンとしてはこの部分にも大きな期待を寄せたいところだろう。新生・矢野阪神のキーマンとして、大きな注目が集まる。
プロフィールとコメント
▼ オネルキ・ガルシア
・ポジション:投手
・生年月日:1989年8月2日(29歳)
・出身地:キューバ
・投打:左投左打
・身長/体重:190センチ/104キロ
[今季成績] 27試(168.2回) 13勝9敗 防2.99
▼ コメント
タイガースへの入団が決まり、
非常に嬉しく思います。
甲子園の大観衆の前での登板を楽しみにしています。
オフシーズンにしっかりと準備をして、
チームの勝利に貢献できるようにベストを尽くしたいと思います。