実績ある左腕を選択
西武は20日(木)、フリーエージェントの権利を行使して巨人と契約した炭谷銀仁朗選手(31)の移籍に対する補償として、同球団から内海哲也投手(36)を獲得することを発表した。
内海は今回の決定を受け、「日本一のファンに支えられたジャイアンツでの15年間は最高の思い出です。チームメートには感謝の思いしかありません。そんな最高のチームで最多勝のタイトルを獲得したり選手会長を務めたりしてきたことは野球人として大きな誇りです。ジャイアンツで培ったすべてを生かし、新しいチームでも気持ちを新たに頑張ります。ジャイアンツの皆さん、日本シリーズで対戦しましょう。ファンの皆さん、これからも変わらぬ応援よろしくお願いします」と、感謝の思いを口にした。
また、巨人の石井一夫・代表取締役社長兼編成本部長は「同僚選手たちの精神的な柱でもあった内海投手の移籍は大変残念でなりません。今後は埼玉西武ライオンズで、これまで通り子どもたちのあこがれの的として活躍し続けていただき、いつの日か、再びジャイアンツに戻ってきてくれることを期待しています」とコメント。6度のリーグ制覇、2度の日本一に貢献した左腕エースにエールを送った。
▼ 内海哲也の今季成績(通算成績)
登板数:15試合(324試合)
勝利数:5勝(133勝)
敗北数:5敗(101敗)
投球回:82回(1969回)
奪三振:56個(1496個)
防御率:4.17(3.21)