ニュース 2018.12.21. 10:00

解説陣がみた今季の内海哲也

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内海哲也(C)KYODO NEWS IMAGES
 巨人は20日、FAで獲得した炭谷銀仁朗の人的補償で、内海哲也が西武へ移籍することを発表した。

 内海は03年自由獲得枠で巨人に入団すると、3年目の06年に自身初となる2ケタ12勝をマーク。同年から3年連続二ケタ勝利を挙げ、巨人のエースへと成長した。11年と12年には2年連続で最多勝のタイトルを獲得。近年は登板機会が減少していたが、今季は15試合に登板して、5勝5敗、防御率4.17の成績を残していた。

 移籍先となる西武は今季リーグ優勝を果たしたが、チーム防御率はリーグワーストの4.24と投手陣に課題を抱える。さらに苦しい台所事情のなか、エース・菊池雄星はポスティングシステムを利用してメジャー挑戦。実績のある内海にかかる期待は大きい。

 新天地で即戦力の働きが求められる内海。ショウアップナイター解説陣は内海の今季の投球をどのように見ていたのだろうか。

 2014年9月12日のDeNA戦以来となる完封勝利を挙げた7月31日のDeNA戦で解説を務めた江本孟紀氏は、「左ピッチャーの教科書にした方がいいというような配球でしたよね。ソト、ロペス、筒香の攻め方ですよね。配球の意図がありました。素晴らしかったですね」と、5回無死一、二塁の場面でソトを二ゴロ、ロペスを低めのスライダーで空振り三振、4番・筒香嘉智を中飛に仕留めたピッチングを褒め称えた。

 9月14日のDeNA戦に先発し、5回8安打4失点で5敗目を喫した中継で解説を務めた山本昌氏は「カーブを多めにして幻惑していましたけど、ツーシームを投げてゴロを打たせたところでフライを打たれていました。おそらくホームラン2本ともツーシームだと思うんですけど、打たれるボールも抑えるボールもツーシームになってしまいましたね」と振り返った。

 また、山本昌氏は「スピードガン的には140キロを超えるボールもありましたし、現状はツーシーム中心に投げていますけど、もっともっと真っ直ぐを投げてもいいのかなと思いますね。真っ直ぐで詰まらせるようなピッチングもできるのではないかなと思います」とアドバイスを送っていた。

 原監督“第2次政権”ではエースとして、巨人のリーグ優勝に何度も貢献した内海。新天地となる西武でもうひと花を咲かせることができるだろうか。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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