主力放出し、狙うはFAの目玉・ハーパー!?
ドジャースは21日(日本時間22日)、レッズと7人が絡む大型トレードを発表した。同球団は今季活躍したアレックス・ウッド投手、ヤシエル・プイグ外野手、マット・ケンプ外野手ら4選手を放出。引き換えとしてレッズから、ホーマー・ベイリー投手とマイナーの有望株2選手を獲得した。
世界一こそ逃したものの、地区6連覇と2年連続のワールドシリーズ進出を果たした今季のドジャース。その中で先発左腕のウッドは、エースのカーショー(161回1/3)に次ぐ151回2/3を消化し、9勝7敗、防御率3.68の成績を残した。
メジャーデビューからドジャース一筋だった28歳のプイグは、在籍した6シーズンで通算打率.279、108本塁打、331打点をマーク。今季は打率.267、21本塁打、63打点の成績に終わったが、レッドソックスとのワールドシリーズで豪快な本塁打を放つなど、ポストシーズンで活躍した。
ベテランのケンプは、今季4年ぶりにドジャースに復帰。打率.290、21本塁打、85打点と復活を印象づけ、6年ぶりにオールスターゲームにも出場した。レッズへ移籍するもうひとりはカイル・ファーマー内野手。捕手もできる便利屋だ。
ウッド、プイグ、ケンプの年俸は高額で、今回のトレードはFAの目玉であるブライス・ハーパー外野手獲得のための布石とも見られている。ハーパーの去就も含め、今後のストーブリーグからも目が離せない。