04年の1巡目ダルビッシュ、8巡目に鵜久森
カブスのダルビッシュ有投手が22日(日本時間23日)、今季限りで現役を引退した前ヤクルトの鵜久森淳志外野手に、労いの言葉を贈った。
ダルビッシュと鵜久森は、それぞれ宮城・東北高のエース、愛媛・済美高の主砲として、高校時代からしのぎを削った間柄。2004年のドラフト会議で、ダルビッシュは1巡目、鵜久森は8巡目指名され、それぞれ日本ハムに入団した。
ダルビッシュは2年目から圧倒的な実績を作り、2012年からメジャーでプレー。渡米後もレンジャーズ、ドジャースで活躍し、カブスへ移籍した今季は故障に泣かされたものの、日本を代表するスターターとして第一線を走り続けている。
鵜久森は「将来の4番」としての期待にこそ応えられなかったが、日本ハムで11シーズンプレー。2016年にヤクルトへ移籍し、貴重な右の代打として存在感を示した。しかし、今オフにヤクルトを戦力外となり、14年間のプロ生活に終止符。今後は野球界を離れ、保険会社で第二の人生を歩むことを表明した。
ダルビッシュは鵜久森の転身ニュースを引用し、「これで北海道日本ハムファイターズの2004年ドラフト指名選手が、自分ひとりになってしまった」とツイート。「あれから14年、みんなのためにも頑張ります。うぐ、お疲れ様!」と続け、同期の引退を労った。