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猛牛・青波・ダイエー…“最後の○○戦士”レースの動向

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ダイエーを支えた和田は現役を続行、杉内は引退 (C) KYODO NEWS IMAGES

日本ハムの“東京戦士”がまたひとり…


 日本ハムの田中賢介が25日、契約更改後の記者会見にて来季限りでの現役引退を表明した。

 「自分ができると思っていることと、できることのギャップが大きくなってきたことが一番。トータルで判断して来季が最後でいいかなと思った」と決断に至った理由を晴れやかな表情で語った37歳。ラストイヤーに向けては「自分ができることは何でもやろうと思っています。ファイターズが日本一になれるように最後の1球まで野球選手として全力で頑張っていきます」と力強く意気込みを述べる。


 打線に欠かせないつなぎ役、守備の名手として長きに渡りチームを支えてきた田中。特にチームの北海道移転後は、レギュラーとして5度のリーグ優勝と2度の日本一に貢献。北の大地にファイターズを根付かせた男の一人と言っても過言ではない。

 一方、プロ入りはというと1999年のドラフト会議。チームの北海道移転前、いわゆる東京時代を知る男であり、そんな“東京戦士”も今ではめっきり少なくなった。

 東京時代のファイターズでプレーしていた現役選手は、現時点で田中を含めて3人。捕手の実松一成と、鶴岡慎也が残りの2人にあたる。コーチも兼任する実松、鶴岡の2人はどこまで現役生活を続けられるだろうか。


▼ 日本ハム・東京戦士
実松一成(捕手/37歳)
田中賢介(内野手/37歳)
鶴岡慎也(捕手/37歳)


“猛牛戦士”が日本に帰還


 現役を引退する選手や自由契約となった選手が出てくると、注目を浴びるのが“最後の○○戦士”争い。中でもよく取り上げられるのが、球団合併により消滅した大阪近鉄バファローズの“猛牛戦士”と、オリックス・ブルーウェーブの“青波戦士”だ。


▼ 猛牛戦士
岩隈久志(投手/37歳) ※来季から巨人
近藤一樹(投手/35歳) ※現ヤクルト
坂口智隆(外野手/34歳) ※現ヤクルト


 残り3名の“猛牛戦士”は、その数を減らすことなく無事に来季へと進んだ。それどころか、メジャーで活躍を続けていた岩隈久志が来季からNPBに復帰。巨人への電撃加入が決まり、ヤクルトで活躍を見せている近藤一樹や坂口智隆との“猛牛戦士対決”にも期待が高まる。


▼ 青波戦士
イチロー(外野手/45歳) ※現マリナーズ


 一方、“青波戦士”も変わらずイチローただ一人という状況。マリナーズに復帰した今季は開幕から調子が上がらず、自由契約や引退の危機まで囁かれたなか、5月に球団と会長付特別補佐という異例の契約を結んだ。

 これにより、残るシーズンは選手として出場することができなくなったものの、チームに留まることが決まって現役引退は回避。現在は来年3月に日本で行われる開幕戦の出場に向けて準備を進めている。


2人減った“ダイエー戦士”


 “猛牛戦士”と“青波戦士”が踏みとどまったなか、今年その数を減らしたのが“ダイエー戦士”だ。


▼ ダイエー戦士
和田 毅(投手/37歳)
山崎勝己(捕手/36歳) ※現オリックス
寺原隼人(投手/35歳) ※来季からヤクルト
明石健志(内野手/32歳)


 今年は巨人で杉内俊哉が、ソフトバンクで城所龍磨が現役を引退。寺原隼人はソフトバンクを自由契約となったが、ヤクルトとの契約を勝ち取って現役続行が決まった。


 平成が終わり、新たな元号に移っていく2019年。時代は変わっていくなか、彼らが1年でも長くプレーをすることで、選手名鑑の球歴欄にかつて存在したチームの名前を残すことができる。

 どの選手もベテランの域に突入しているが、まだまだチームの主力として働いている選手も多い。最後まで現役を続けるのは誰か、今後も引き続き注目だ。



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