◆ “CATCH the”シリーズも3年目に突入

 埼玉西武ライオンズは27日、2019シーズンのチームスローガンが「CATCH the GLORY 新時代、熱狂しろ!」に決定したことを発表した。

 2018シーズンは、10年ぶりのパ・リーグ優勝という栄光を“つかみ獲った”が、2019シーズンは、これまで以上に熱く、かつ果敢に戦い、「新時代」を駈け上がり続ける若い選手たちによって、新たな栄光(=日本一)をつかみ獲る!という辻監督の熱い想いのもと、スローガンが決定。辻発彦監督は「投打の主力が抜けたなかで新しい力が成長していかないとパ・リーグ連覇は難しいと思います。“新生”ライオンズを作り、今年成し遂げられなかった日本一に向けて頑張ります」と闘志を燃やした。

◆ ファンと選手へのメッセージ

 また、辻監督はスローガンの「CATCH the GLORY」よりも、「新時代、熱狂しろ!」に重きを置いていることを強調。菊池雄星と浅村栄斗、炭谷銀仁朗といった主軸が抜けたことを受け、「投打の中心、センターラインが抜けて、我がチームも新たな力であったり、成長がないと進むことも困難になる。そういう意味でも、新しく生まれ変わらないといけない。だからこその“新時代、熱狂しろ”。“熱狂しろ”はファンの皆さまに向けてもそうですし、選手たち、とくに若い選手たちに言いたいメッセージ」と発言し、ファンとチーム一丸となっての連覇を見据えている。

 とくに若手に対しては「いつも言っているように選手主導。選手たちの意識が変わらないと、こちらがどうこう言っても変わらない」との見解を示し、「主力選手が抜けて、いなくなったから弱くなった勝てなくなったじゃ面白くない。選手たち一人ひとりが、それでもできるんだというところを全員がもって戦ってくれれば、また違った意味で新しいチームになる」「チャンスだと思って選手たちがどれだけ意識を持ってやってくれるか。レギュラーを狙えるチャンス。今でしょってこと(笑)」と選手たち意識改革に期待を寄せた。

 さらに選手たちには、キャンプの期間が「一番のアピールの場」であると語り、「2月を迎えたときに、しっかりとボールを投げれて、バットを振れて、走れて、ここだけはしっかりとできるようにとは言ってある」「慌てなくてもいいように徐々に準備をしておけば、楽にキャンプに入れる。すぐにわかりますよ、走っている姿やボールの強さをみていれば。準備だけは怠らずにしてくれれば」と檄を飛ばした。

▼ 辻監督就任後のスローガン
2019年:CATCH the GLORY 新時代、熱狂しろ!
2018年:CATCH the FLAG 2018 栄光をつかみ獲れ!
2017年:CATCH the ALL つかみ獲れ! ⇒ CATCH the ALL 栄光をつかみ獲れ!
※2017年はシーズン終盤にスローガンを変更

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