北海道日本ハムファイターズは26日(水)、SC活動の一環として、旭川市に拠点を置く『特定非営利活動(NPO)法人ぷりずむ』を新たな支援先にすることを発表した。
同法人は発達障害や学習障害、または運動に苦手意識を持つこどもたちのために野球チームを結成し、以降10年以上に渡って、野球というスポーツを通して成長を促す活動を行なっている。日本ハムは、その長きに渡る活動への敬意と、野球というスポーツに新たな価値を見出してくれたことへの感謝を表し、同日に稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)が旭川市を訪問。ファイターズ基金を活用してミズノ社製の野球用具約15万円相当と、チームのためにオリジナルで制作したロゴマークを寄贈した。
▼ 稲葉篤紀SCOコメント
発達障害や学習障害は目に見えにくいので、周囲の理解を得にくい面もあろうと思います。これを機に、学習障害や発達障害への理解が少しでも進み、また、ぷりずむのように、学習障害や発達障害があっても野球を楽しむこどもたちと、それを支える大人たちが、ここ旭川から少しずつ増えていってくれればと思います。
また、僕も野球から本当に沢山のことを教えてもらいましたので、ぷりずむの皆さんも野球を楽しみながら、色んなことを感じて、学んでいってほしいなと思います。
▼ NPO法人ぷりずむ赤塚美枝理事長コメント
10年以上活動をしてきましたが、自分たちでどうにかしなければとずっと思ってきたので、こうして支援をしてもらうことは素直に嬉しいですし、また、ロゴマークという発想はなかったので最初は驚きましたが、こどもたちも喜んでいます。これを機に仲間が増えてくれたらと思います。