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広島の三連覇を支えた“育成出身”の助っ人

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広島・バティスタ(C)KYODO NEWS IMAGES

バティスタは25本塁打


 今季球団史上初となるリーグ三連覇を達成した広島。他球団に比べると資金力が劣るため、ドラフトで獲得した選手達を地道に育て、主力へと押し上げた。“育成”が実を結びリーグ三連覇を成し遂げたわけだが、生え抜きの選手達だけでなく、“育成”から這い上がった外国人たちの存在も忘れてはならない。

 今季チーム3位の25本塁打を放ったバティスタは、16年に育成選手として広島に入団。2年目の17年に開幕から二軍で打ちまくり、同年の6月に支配下契約を結ぶ。6月3日のロッテ戦で初打席・初本塁打を放つと、翌4日のロッテ戦でも本塁打。二桁11本のアーチを描きリーグ連覇に貢献した。今季は好不調の波がありながらも、25本塁打と持ち前の長打力を発揮。

 8月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山崎武司氏は広島・バティスタについて「バッティング技術というのを力でカバーしているバッティングスタイルなんですけど、まだまだ日本の野球に慣れてくると、30発は軽くクリアしてくれるポテンシャルを持っていますね」と期待を寄せた。

 来季は39本塁打を放った丸が巨人へ移籍しただけに、バティスタの一発はより一層、重要になっていきそうだ。

フランスアは中継ぎでフル回転


 8月にシーズン月間最多タイとなる18試合に登板したフランスアも育成出身の選手だ。フランスアは14年に練習生として来日し、18年に育成契約を結び、今年の5月に支配下契約を勝ち取った。一軍デビューしてすぐは先発を務めていたが、リリーフに配置転換。150キロを超える威力のある真っすぐを武器に、他球団の打者をねじ伏せ、今村猛、中田廉といった不調で苦しんでいたリリーフ陣の穴を埋める救世主になった。

 10月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 日本シリーズ第1戦 広島-ソフトバンク戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、広島・フランスアについて「素晴らしい球ですよね。そう簡単に打たれないですよね」と絶賛。普段は辛口な解説が多い江本氏が、高評価するほど能力が高い。

 育成から支配下になった外国人はバティスタ、フランスア以外にもメヒアがいる。ドラフトで獲得した選手だけでなく、育成出身の外国人にも注目してみるのも面白いかもしれない。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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