救援の大記録と先発移籍組
2018年は岩瀬仁紀が前人未到の1000試合登板という大記録を樹立して現役生活を終えた。2019年にはどのような記録が生まれるのだろうか。達成が予想される主な投手記録を見ていきたい。
岩瀬が引退したことで現役選手の通算セーブ数で1位となったサファテ(234)や同2位の藤川球児(225)が通算250セーブに近づいている。まずはポジション争いからになるが、十分に達成可能な数字だろう。通算100セーブの達成候補者は、藤川とその座を争うラファエル・ドリス、シーズン途中に抑えから外された田島慎二ら復活を目指す男たちが名を連ねている。各チームの守護神争いにも注目したい。
中継ぎ投手の記録では宮西尚生が前人未到の通算300ホールドまであと「6」に迫っている。大台突破はほぼ確実で、ファンの期待はこの先どこまで記録を伸ばすかに向いているのではないだろうか。
また移籍組の投手たちにも節目の記録が迫っている。西武へ移籍した内海哲也は通算2000投球回まで残り31回、通算1500奪三振はあと4個と達成目前で、西勇輝は1000奪三振まで残り60個とこちらも達成濃厚。新天地1年目で記録達成となりそうだ。
通算勝利数ではメッセンジャー、成瀬善久、大竹寛が100勝達成を目指す。それぞれカウントダウンは1ケタに突入しているものの、大竹は2018年シーズン1勝に終わり、成瀬は一軍登板なく戦力外通告を受けた(オリックスが春季キャンプでテスト予定)。メッセンジャー以外は、まず一軍でのポジション獲得を目指す必要がありそうだ。
2019年に達成が予想される主な記録
【通算800試合登板】五十嵐亮太 777試合(残り23試合)
【通算500試合登板】
久保裕也 479試合(残り21試合)
【通算2000投球回】
内海哲也 1969回(残り31回)
岸 孝之 1856回1/3(残り144回2/3)
金子弌大 1825回2/3(残り174回1/3)
【通算150勝】
内海哲也 133勝(残り17勝)
【通算100勝】
大竹 寛 97勝(残り3勝)
成瀬善久 96勝(残り4勝)
メッセンジャー 95勝(残り5勝)
吉見一起 88勝(残り12勝)
館山昌平 85勝(残り15勝)
【通算250セーブ】
サファテ 234(残り16)
藤川球児 225(残り25)
【通算100セーブ】
西野勇士 86(残り14)
ドリス 77(残り23)
田島慎二 75(残り25)
沢村拓一 73(残り27)
増田達至 73(残り27)
【通算300ホールド】
宮西尚生 294(残り6)
【通算200ホールド】
マシソン 166(残り34)
五十嵐亮太 159(残り41)
【通算200ホールドポイント(HP)】
五十嵐亮太 182(残り18)
青山浩二 176(残り24)
【通算1500奪三振】
内海哲也 1496個(残り4個)
能見篤史 1436個(残り64個)
メッセンジャー 1420個(残り80個)
松坂大輔 1408個(残り92個)
【通算1000奪三振】
館山昌平 995個(残り5個)
菅野智之 963個(残り37個)
西 勇輝 940個(残り60個)
菊池雄星 903個(残り97個)