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平成から新元号へ…転機を迎える「1989年」世代

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新加入の丸と笑顔でグータッチする原辰徳監督 (C) KYODO NEWS IMAGES

今オフも話題の中心に…


 丸佳浩(広島→巨人)を筆頭に、菅野智之(巨人)、菊池涼介(広島)、中村晃(ソフトバンク)、中田翔(日本ハム)…。そうそうたるメンバーが並ぶ1989年生まれ世代(1989年4月2日〜1990年4月1日生)が、このオフも多くの話題を振りまいてくれた。

 広島で2年連続リーグMVPを受賞した丸は、FA権を行使して巨人への移籍を決断。原辰徳新監督が現役時代に背負っていた背番号「8」を託されることが決まった。

 そんな丸とチームメイトになる日本のエース・菅野は、日本人として球界最高年俸となる6億5000万円(推定)で契約を更改。巨人のエースナンバーである「18」に背番号を変更している。

 また、菊池は契約更改の席でMLBへの思いを球団に伝えたことを告白。早ければ来シーズンオフにもポスティング制度による移籍の可能性が出てきた。

 中村晃は人気弁護士である北村晴男先生を代理人に立て、破格の4年契約を勝ち取っている。同僚のサファテからは「日本でもっとも過小評価されている男」とツイートされるなど、その実力は折り紙付き。FAをいったん封印し、ソフトバンクでプレーすることを選んだかっこうだ。


中井大介、由規が新天地へ


 明るい話題がある一方で、大きな転機を迎えることになりそうな選手も多い。

 たとえば、中井大介もそのひとりだ。今季も巨人で70試合に出場するなど、持ち前のユーティリティ性を発揮していたものの、オフに戦力外通告を受けてしまう。その去就に注目が集まったが、12球団合同トライアウトを経てDeNAへの入団が決定した。

 当然、レギュラーや一軍が確約されている立場ではないが、右が手薄な代打要員としてはもちろん、内外野守れる器用さも大きな魅力。一軍に定着するチャンスは大いにあるだろう。


 また、2007年の高校生ドラフト時には「高校生ビッグ3」と称されていた佐藤由規も転機を迎える。ヤクルトを今季限りで戦力外となり、楽天へと移籍したのだ。故障が完全に癒えていないこともあり育成での契約ではあるが、石井一久GMは「後半戦の戦力として期待している」とコメント。地元・仙台で復活の狼煙を上げたいところだ。

 ロッテの主将でもある鈴木大地も1989年生まれの選手。適応能力の高さ故に、毎年のようにポジションが変わり、2016年オフは遊撃手から二塁手へ、昨オフは二塁手から三塁手へそれぞれコンバートされてきた。来季は三塁での起用が濃厚となっており、3年連続のコンバートという案は今のところ聞こえてきていない。

 しかし、三塁のポジションでは次代の大砲候補でもある安田尚憲が急成長中。井口資仁監督は安田の能力を非常に買っており、開幕から三塁で起用する可能性も十分にあるだろう。鈴木は若者の挑戦を受けるかっこうだ。

 また、順調に行けば、鈴木は来季中に国内FA権を取得する。内野を複数守ることができて故障知らずという強みがあるだけに、もし権利を行使するとなれば注目は集まるだろう。その際には来季の成績が新契約に大きく関わってくるだけに、重要なシーズンになる。

 球界の中心となったメンバーもいれば、様々な転機を迎える選手もいる「1989生まれ」世代。多くが“平成元年”生まれの彼らは、新元号に移る2019年にどんな成績を残すのか。より注目を集めるシーズンとなりそうだ。



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