西武・内海哲也 (C) KYODO NEWS

◆ 新加入・内海は「二重丸」

 西武の全体会議が17日に都内のホテルで行われ、辻発彦監督をはじめとする球団首脳陣やチームスタッフが出席。2月1日からはじまる春季キャンプメンバーの振り分けなどが話し合われた。

 正式なメンバー発表は後日に持ち越しとなったものの、会議終了後に取材に応じた辻監督は、炭谷銀仁朗の人的補償として加入するベテラン左腕・内海哲也について「もちろんA班。二重丸です」と明言。投手陣の新たな柱として期待がかかる。

 かつての巨人のエースであり、通算133勝の実績を誇る左腕だけに「ちゃんと試合に投げられる状況まで持っていってくれれば十分」とその実力を信頼。「彼の力を発揮してくれれば、大きな戦力になると思っています」と語った。

◆ 「相手がソフトバンクですから」

 このオフはエースの菊池雄星がメジャー挑戦の夢を追ってチームを去った。3年連続で開幕投手を務めた大黒柱がいなくなり、新たな軸となる投手の出現が待たれる。

 昨年はキャンプイン直後の2月3日に開幕投手を通達した辻監督も、「今年は無理かな…」と苦笑い。「相手はソフトバンクですから」と宿敵との対決を見据えつつ、「長いシーズン、やっぱりカードの頭は大事ですから。内容を見ながら、頭を任せられる投手を」と条件を挙げ、「開幕を逆算してオープン戦で調整していくので、3月入る頃には決めたい」と構想を語っている。

 新生・辻西武の初陣を任されるのは誰になるのか。2月1日のキャンプインからサバイバルレースがはじまる。

 
▼ 直近10年・西武の開幕投手
2018年:菊池雄星(○)
2017年:菊池雄星(○)
2016年:菊池雄星(-) ※試合には勝利
2015年:牧田和久(○)
2014年:岸 孝之(●)
2013年:岸 孝之(●)
2012年:涌井秀章(●)
2011年:涌井秀章(○)
2010年:涌井秀章(○)
2009年:涌井秀章(○)

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