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隠れたヤクルトの課題!? 中村悠平に続く捕手の育成

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勝利し、タッチを交わす捕手中村らヤクルトナイン=神宮

中村悠平が3年契約を締結


 新年を迎えてヤクルトの正捕手・中村悠平が球団と3年契約を締結した。今シーズン中に国内FA権を取得する予定だったが、これで事実上FA市場にでることはなくなった。まずは3年間、正捕手としてチームを引っ張っていく覚悟を決めたと言っていい。

 2018年シーズン、ヤクルトでもっとも出場試合数が多かった捕手は中村だ。途中出場を含めて123試合でマスクをかぶっており、捕手としての出場数2位の井野卓(45試合)を大きく上回っている。井野に続くのは高卒2年目の古賀優大(7試合)、そしてルーキーだった松本直樹が5試合と、出場試合数には大きな隔たりがあった。

 中村は現在28歳、選手として脂がのってくる時期だが、一方の井野は35歳。経験値のあるベテランが2番手捕手としてチームを支えているのは悪いことではない。しかし、今後のことを考えれば中村に続く次代の捕手をこれからの数年間で育成していきたいところ。そういった意味でも正捕手である中村が3年の複数年契約を結んだのはチームにとって大きい。


松本直樹がアジア・ウインターリーグで活躍


 正捕手の中村、ベテランの井野に続いて3番手に食い込んできそうなのが、松本(25歳)と古賀(20歳)。社会人で経験を積んだ松本は、新人ながら一軍で6試合、二軍で64試合に出場している。一軍で安打は生まれなかったが、二軍では打率.240(121-29)、1本塁打とまずまずの打撃成績を残した。

 オフシーズンに台湾で行われた「アジア・ウインターリーグ」では打率.314(35-11)と成長の証を見せ、守備面でも9度の盗塁企図に対して盗塁阻止率.667と肩でも見せてくれた。もちろん、NPBの一軍と一概に比較することはできないが、それでも攻守ともに結果を残すことができたのは自信となったはずだ。

 一方の古賀は高卒2年目で初めて一軍出場を果たし、そのなかで初安打も記録した。二軍では91試合で打率.224(259-58)と今ひとつ。打撃面の成績向上が一軍への近道となりそう。

 その他にも西田明央、山川晃司そして大村孟と3人の捕手が控える。そのなかで西田は2016年に一軍で74試合に出場し、7本の本塁打を放った。その後は故障もあり伸び悩みの感もあるが、ここで奮起したいところ。

 現時点では松本と古賀のふたりが、中村に続く捕手として一軍で育成されていくことになるのか――。春季キャンプやオープン戦で結果を残すことができれば、その他の捕手にも十分にチャンスはあるだろう。ポスト中村を巡る争いにも注目だ。
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