◆ 「一番怖いのはケガ」
2月1日のキャンプインを前にした28日(月)、西武の出陣式が所沢のくすのきホールで行われ、抽選で選ばれた約1200名のファンクラブ会員の前で辻発彦監督や選手たちが新シーズンに向けた意気込みなどを語った。
ユニフォーム姿の選手たちを目の当たりにし、「いよいよ始まるんだなという気持ちになった」という辻監督は、「昨年は盛大なる声援を受け、リーグ優勝できました。選手たちも頑張り、本当に楽しい思いができました。しかし、最後はファイナルステージで敗れ、また悔しい思いも経験しました。この思いを今シーズンに選手たちはかならずぶつけてくれると思います」とコメント。10年ぶりのパ・リーグ優勝という栄光をつかみ獲りながら、日本シリーズ進出を逃した昨季のリベンジを誓うと共に、選手たちの奮起にも期待を寄せた。
数日後に迫ったキャンプに向けては「1シーズン長い。143試合あるのだから。そんなにガツガツ急いでも」との見解も示し、何よりも「一番怖いのはケガ」と主張。出陣式の中でも「ユニフォームを着て一年間野球ができるように。じゃないと勝負にならない」と述べ、コンディショニングの部分に言及した。
また、新シーズンに向け、「ファンの皆様が思ってる通り2連覇することが第一の目標。監督に就任して3年目。2位、1位ときました。皆さんにも「もう日本一だね」と言われます。そう簡単なものではないですけど、最善を尽くして皆様と一緒にまた喜べるシーズンにしたいと思います」と、悲願の日本一に向けて決意を新たにし、「ファンの方々の熱い声援がない限り連覇はないと思います。どうか今シーズンも熱い声援をよろしくお願いいたします」と“共闘”を呼び掛けた。