ラミレス
今季のスローガンを披露したDeNA・ラミレス監督 [写真:萩原孝弘]

◆ 今年の目標は90勝!

 ベイスターズは29日、球団創設70周年を記念して行う「70th ANNIVERSARY PROJECT」の記者発表会の中で2019年度のシーズンスローガンを発表した。

 ラミレス監督が自ら考え出したスローガンは『Go beyond the limit.(限界を超えろ)』。これは「昨年4月の広島戦のときに飛行機の中で浮かんだ言葉」だという。それを思い出し、2019年シーズンに適した言葉だと感じ、新シーズンのスローガンに掲げた。

 また、「ベリーポジティブに行くとの思いを込めた」とし、「80勝してセ・リーグ優勝と言っているが、過去3年間でアベレージ70勝。毎年足りなくて逃している」現状を鑑みて、「今年は90勝がターゲットになる。その為に必要なスローガン」であると主張。さらに「選手には良いときも悪いときもあるが、チーム全体の目標として、高いところを目指す」と続け、昨年Bクラスに終わったチームを、球団70周年の節目のシーズンで優勝に導けるようにとの思いも込められている。

 自らも選手も、限界を超えて頂点まで駆け上がる。チャレンジャーであるベイスターズに適したスローガンであり、約2カ月後に幕を上げるペナントでは、ぜひとも限界を超えていく勇猛果敢な姿を見せてもらいたい。

▼ ラミレス監督のコメント
2019年シーズンは『Go Beyond the Limit.』をスローガンに掲げました。2018年シーズン、私たちは大きな手応えとともに開幕を迎えましたが、結果は2年ぶりのBクラスとなり、皆さんの期待に応えることができませんでした。

私たちの本当の力はこんなものではない。どうしたら、このチームがさらに強くなれるのか。どうしたら、ここからステップアップできるのか。 こうしたことを考えている中で、『Go Beyond the Limit.』(限界を超えろ)という言葉がふと頭に浮かびました。
好調な時の自分に「戻る」のではなく、自分自身の限界を「超える」という変革の意識を持たなければ、大きく飛躍することはできないと強く感じました。これはチームだけでなく、支えてくださるファンの方々も含めたベイスターズファミリー全体に向けた言葉です。

昨シーズンは球団史上最多となる200万人をも超えるファンの皆さんに最高のサポートをいただきましたが、2019年シーズン、限界を超えるためには更なるサポートが必要不可欠です。共に戦い、今年こそ共に歓喜に沸くシーズンにしましょう。

▼ 横浜DeNAベイスターズの歴代スローガン
2018年:『VICTORY is within US.』
2017年:『THIS IS MY ERA.』
2016年:『WE PLAY TO WIN』
2015年:『導』(みちびく)
2014年:『心』(こころ)
2013年:『勝』(かつ)

取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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