「選手個々のレベルアップが第一」
ヤクルトは7日、チーム初実戦となる紅白戦(6イニング制)を行い、首脳陣は選手の動きに目を配った。
試合を見守った小川淳司監督は、「選手の仕上がり具合だったり現状の確認。初めての実戦だから、今日の段階でどうこうはない」とコメント。
目立った選手を問われると、2安打1四球で3度出塁したドラフト8位の内野手・吉田大成の名を挙げ、「アピールポイントは足や守備だというイメージだったが、シャープなバッティングをしていたと思う。1つエラーはあったが、あれは若干イレギュラーした。これからの実戦でもいろんな経験をすると思う。その中で彼の能力を見ていきたい」と期待を寄せた。
昨季は2位に食い込んだものの、主力の高年齢化は心配の種。若手を筆頭に現有戦力の底上げが求められる中で、「選手個々のレベルアップが第一。このキャンプを通して、1つレベルを上げるくらいの意識でどんどん練習に取り組んでほしい。実戦になれば結果も重要。われわれは結果も含め、内容と状態をしっかりと見ていきたい」と今後の見通しを語った。