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かつての本塁打王に昨季13勝左腕も…今季注目の“自由契約組”

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ロッテに移籍したレアード (C) KYODO NEWS IMAGES

FA組だけじゃない!注目の自由契約組


 春季キャンプもはじまり、いよいよ球春が到来。ここに来て史上最強クラスとも呼ばれる寒波の襲来によってそんな気配は遠のいてしまった感はあるが、着実に春は近づいている。

 キャンプで注目を集める選手と言えば、各球団期待の新戦力だろう。今年はセ・リーグ2年連続MVPの丸佳浩が広島から巨人に移籍し、西武の10年ぶりのリーグ制覇に貢献した浅村栄斗は楽天へ移籍。ほかにも炭谷銀仁朗や西勇輝といった実力者たちの移籍もあって、戦力図の変化に注目が集まっている。

 一方、このオフ注目を集めたのは“FA組”だけではなかった。所属球団を退団して他球団と契約を結んだ、いわゆる“自由契約組”だ。


かつての本塁打王に昨季13勝左腕も…


 “自由契約組”の注目は日本人選手だけではない。日本で実績を残した助っ人外国人選手も他球団へと移籍している。

 投手では、昨季中日で13勝(9敗)をマークしたオネルキ・ガルシアが阪神に入団した。

 キューバ出身の29歳左腕は力強いムービングボールを武器に来日1年目からローテーションの一角として活躍。中日でチームトップの26試合に先発し、リーグ3位の13勝をマーク。防御率2.99と安定した投球を見せている。

 しかし、中日はシーズン終了後から本格的な残留交渉に臨むも、ガルシア側と条件面で折り合いがつかずに破断。自由契約となると、12月半ばに阪神が獲得を発表。同リーグ内のライバルチームへの電撃移籍が決まった。

 阪神にとっては手薄な先発陣の補強というだけでなく、昨季巨人に対して4戦3勝、広島に対しても3勝をマークしている“ライバルキラー”の獲得に成功したという点でも大きなプラスとなることだろう。甲子園での躍動に大きな期待がかかる。


 また、野手では日本ハムで4年間プレーしたブランドン・レアードがロッテに入団した。

 本塁打を打った時の“スシポーズ”がお馴染みのスラッガー。その実力と愛くるしいキャラクターから多くのファンに愛された2016年の本塁打王は、NPB通算131本塁打という看板を引っ提げて千葉へと新天地を移す。

 特にロッテは長打力不足という課題に長年悩まされてきたチームで、昨季は井上晴哉が24本塁打を放つブレイクを果たしながら、チーム本塁打はパ・リーグで唯一2ケタという78本。リーグトップのソフトバンク(202本)とは124本も差がついた。

 そんなチームにおいて、レアードはまさに救世主となる可能性を秘めた存在だ。しかも、本拠地・ZOZOマリンスタジアムはこのオフの改修で従来の外野席の手前に『ホームランラグーン』という名のテラス席が新設された。既存のフェンスと比べて最大4メートル手前にフェンスが来るということで、本塁打の増加が期待できる。レアードにかかる期待もより大きくなることだろう。


 興味深いのは、共に同リーグ内の移籍となったこと。古巣戦は本人たちにとってはもちろんのこと、ファンにとっても様々な感情が入り混じった注目の戦いになる。

 彼らの移籍がリーグ内の勢力図をどう変えていくのか。移籍1年目のガルシアとレアードから目が離せない。


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