◆ 社会人日本選手権MVPの本格派右腕
中日のドラフト3位・勝野昌慶投手(21=三菱重工名古屋)が10日、ブルペンで57球の投げ込みを行った。
浅尾二軍投手コーチが背負っていた41番を受け継いだ本格派右腕。「常にフォームを意識しながら、リリースまで効率よく力を伝えられるように」と、フォーム固めに余念がない。
前日のブルペンでは変化球の抜け球が多かったようだが、この日は「フォークはよかったのですが、スライダーはリリース時に腕が下がっている。その辺りをしっかり修正したい。課題もありますが、日に日にレベルアップしている感覚はあります」と手応えも口にした。
中日は3、4日にシート打撃を行い多くの投手が登板したが、新人はチームの方針により登板しなかった。いよいよ11日の練習試合・ハンファ(韓国)戦から対外試合が幕を開ける。「実戦は実戦でやらなきゃわからない部分はあるが、準備はできています」と勝野。ドラフト後の社会人野球・日本選手権でMVPに輝いた右腕が、いよいよベールを脱ぐ。