昨季はチーム最多、リーグ3位の70試合登板
17年は62試合、18年はチーム最多の70試合に登板したDeNAの砂田毅樹。育成選手からチームに欠かせない救援投手へと成長した左腕は、今年も順調なキャンプを送っている。
調整の早さに驚いた。第1クールから実戦を見据えた投球練習を行っており、変化球はもちろん、クイック、カウント状況まで細かく想定。第2クール最終日となった11日は35球を投げ、「去年の感覚を忘れずに来れているのが一番の収穫。この調子なら、すぐに良い状態に持っていける自信はあります」と話した。
先発投手は開幕に照準を合わせ、じっくり仕上げていく。4番手、5番手以降のローテ投手となれば、自身の開幕は4月以降だ。だが救援投手は、試合展開によって開幕から3連投、4連投という可能性も十分にある。もちろん、それを想定した試運転をオープン戦期間に行わなければならない。
砂田はキャンプ中のブルペン調整について、「シーズン中同様、球数は増やさないようにしています。僕は(自主トレ中の)1月中に結構投げ込みますが、キャンプ中は実戦を見据えて、“球数”ではなく“連投”がメイン。シーズン中に50も60球も投げることはないので、この時期のブルペンは毎回30球くらいですかね」。
9日には打撃投手も務め、順調にキャンプメニューを消化している背番号47。新シーズンも貴重な中継ぎ左腕として3年連続60試合登板超えに期待がかかるが、そこは「監督の判断次第なんで」とさらり。「とにかく出された場面で100%の力を出せるように。ゼロを並べ続けていけるように頑張ります」と力を込めた。