ロッテ・成田翔

 ロッテの成田翔は、ストレートに確かな手応えを掴んでいる。

 プロ1年目から地道に取り組んできた体作りで、3年間で約10キロ増となる79キロまでアップした成田。体に見合った投球フォームにするため、このオフから一旦“ヒールアップ”を封印し、新しい投球フォームに取り組んでいる。

 その狙いは、「ヒールアップをやめたぶんだけ下を使うことを考えているので、押し込みというか、強さを出そうとしています」と直球の質を改善させるためだ。

 成田は「(球に)強さが出てきたと思う。自信もありますし、真っすぐをアピールしていきたいと思います」と自主トレ期間中に話していたが、春季キャンプが始まり実戦形式の練習が増えてきたなかで、再び話しを聞いてみると、「(球に)強さとかはあるんじゃないですかね。前に飛ばされてもフライアウトが多い。その分、ホップ率だったり、そういうのは出ているのかなと。手応えはあります」と好感触を得ているようだ。

 成田が話しているように、1日の紅白戦は3つのアウトを全てフライアウト、4日のシート打撃も打者6人に対し、フライアウトが4つ。フライでアウトを奪う確率が高くなっている。

 ストレートのスピードは「そんなに変わっていない」とのことだが、「打者からみて『速くなったね』と言われるので、出ている球速以上にやっぱり打者の手元では伸びているのかなと。横から見ていてもそう感じてくれているということは、キレであったり変わってきているのかなと思います」とストレートの“質”は昨季に比べてかなり上がっている。

 変化球については「真っすぐが強くなってきましたし、決め球はスライダーだと思っています。まずはこの2つを軸にして、この2つでしっかり抑えられるように練習していきたいと思います」と現時点ではスライダーを勝負球にする考え。

 13日から一軍は沖縄遠征が始まる。一軍メンバー入りした成田は、開幕一軍入りに向けてここからが本当の意味での勝負だ。「体重移動もしっかりできていますし、(球の)重さの部分だったり、ラミゴ戦も投げていて前に飛んでいなかったというのは正直あります。これを沖縄遠征にいってから続けていければいいかなと思います」。ロッテは昨季左投手の白星が12球団ワーストの4勝とかなり手薄。成田が一軍で投げられる計算が立てば、チームにとってかなり大きい。そのためにも実戦で、しっかりとアピールし開幕一軍の切符を掴みたいところだ。

取材・文=岩下雄太

この記事を書いたのは

岩下雄太

岩下雄太 の記事をもっと見る

【PR】千葉ロッテマリーンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

DAZN BASEBALL/セ・パ交流戦

【6月23日(月)までの加入で初月無料!】

ポランコ、ソトの両外国人の不調など、貧打にあえぐ今季のロッテ。寺地隆成・山本大斗など活きの良い若手が打線を引っ張り、目指すは2006年以来の交流戦優勝だ!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

もっと読む