ニュース 2019.02.18. 11:30

長野と内海、巨人の“生え抜き”移籍がもたらすもの【深澤弘のショウアップナイターヒストリー】

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新天地で節目の記録に挑む西武・内海哲也(C) KYODO NEWS IMAGES

生え抜き2人が移籍


 今週は「長野と内海」。この2人についてちょっとお話していきたいと思います。長野と内海、ジャアンツファンには非常に残念ですが、生え抜きの2人が外へ出てしまった。人気のある長野と内海ですから、信じられなかったと思います。しかし、チームの方針では仕方ないと思います。

 長野はこの前、この前というかお正月が明けてしばらく経ってから、広島で入団会見をしました。あの時の写真見ていると、白に赤のユニホームがぴったりで、とても似合っていましたね。ジャイアンツのユニホームよりも似合うんじゃないかなと思うくらい。ああいう事によって選手も少しずつリフレッシュしていくのかもしれませんね。

 34歳10年目、来年またフリーエージェントの権利をものにします。2010年に新人王、11年は打率.316で首位打者、2012年には173安打でセ・リーグの最多安打を記録して9年間で1271安打、打率.286の137本塁打。日大からホンダを経て2010年からジャイアンツ。その間、ロッテと日本ハムへの入団を拒否しました。

 そういうジャインツ一途のプレイヤーを出すことはないだろうと、皆さんも思っていたと思うのですけれど、色々考えるに、チームの中でもそういう意見がいっぱいあったと思います。それでも長野をリストから外したのは、チームを改革するために仕方がないという原監督の考えだったと思います。


長野の魅力と性格


 長野は非常に気を配れるプレイヤーで、特に外国人選手に対しては非常に気遣いができました。英語を話せるわけではないのですが、外国人に色々教えたり気を遣ったりして外国人をチームに溶け込ませるために非常に重要な役割を果たしてきました。

 ただ、非常に世話好きなところがあったりするんですが、本当の意味でチームの中心になり得ない。ガンガン言ったり、いわゆる先頭に立つのがあまり好きではない。で、原監督がそれについて長野がなかなかファイティングポーズを見せてくれない。というような事を言っていたんです。

 ほぼ同世代にソフトバンクの松田という素晴らしいファイターがいるので、どうしても松田と長野を比較してしまう。「あのくらい出してくれたらね、長野も存在価値は非常にあるんですよ」という事はかねがね言っていたんですが、これは人間の性格ですから仕方ないものは仕方ない。

 それから、広島での入団会見の際に広島の記者から「長野さん練習があまり好きではないそうですね」と質問したところ、「いいやそんな事はない、僕は練習しています」と言っていましたけれど、当たり前の練習はするけれど、それ以上の練習はあまりしない。かつての村田ヘッドコーチなんかも「長野がもっと練習してくれるといいんですがね」が口癖でした。練習しない訳ではないけれど、歯を食い縛ってまでというプレイヤーではない。

 それが影響したかはわかりませんが、なかなかクリーンナップトリオに入る事ができない。それともう1つ、ジャイアンツが1点差のゲームで12勝24敗と大きく負け越して、ジャイアンツが優勝できなかった大きな原因だと言われていますが、その中で長野の得点圏打率が「.248」。少し物足りない数字ではありました。

 他にも陽岱鋼との比較や、後のないゲレーロに加え、ビヤヌエバという新戦力の存在。何より岡本という同じ右バッターの成長も大きいと思います。もう1つ、肉体的に長野は膝あるいは腰痛に慢性的なものがあって、特に膝がずっと悪い。去年も8月30日から9月16日まで体調不良という事でメンバーから外れていました。

 とはいえ、長野の存在感はチームワークという部分において非常にプラスでしたし、相手チームにとっても長野がいるというのは非常に嫌だった。その嫌な長野が広島に移籍しましたから、ますます相手チームは嫌だと思うんです。さあ広島に入ってどのくらい長野が生まれ変わってくるかという事ですね。


榎田の成功とパとの相性


 そして優等生だった内海。11年目36歳だった去年の成績が15試合(82回)5勝5敗、防御率4.17。前半は復活したかなと思ったのですが、後半は続かなかったですね。開幕から5月9日まで休んで。その後に何回か登録抹消されていました。

 しかし西武としては、菊池とウルフという左右の主力が抜けてしまいましたから、ピッチャーが喉から手が出るほど欲しい。それから去年、同じ左の榎田を阪神からとって、23試合に登板して11勝4敗、防御率3.32と成功した。

 右バッターの懐をガンガンつくと、これが見事に成功して西武の救世主になった。同じセ・リーグ出身の左腕で制球力もある。もう1回いけるんではないかという計算が西武にはあったと思うんです。

 浅村が楽天にいって127打点がなくなり、投手力でこれを少しカバーしなければならない。何がなんでも投手力を強化しなければいけない。

 それから内海は、パ・リーグのチーム相手に相性が良い。交流戦ではトータルで、58試合22勝19敗、防御率2.81。これも内海をとってみようという1つの材料にはなったと思うんです。

 もう1つは人間的に申し分がないところ。このピッチャーは長野と同じように、非常に人が良い。チームのみんなから好かれていて、人間的には誰からも愛される良いピッチャーなので、チームワークの点でも必要だと。ジャイアンツとしては、内海に借りを残したという事になるかもしれませんね。

 これはあくまでも日本人的な考えですが、これから先、内海や長野に対してジャイアンツがどう出るのか。2人が引退したあと、読売巨人軍として内海と長野に対しては手厚くもてなすんではないかと思うんですが、その辺も見所になってくると思います。


(ニッポン放送ショウアップナイター)
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