新生バファローズの象徴
侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督が18日、3月9日と同10日に京セラドーム大阪で行われる『ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019』のメキシコ戦に臨む出場メンバーを発表。稲葉監督は今シリーズを「まだ見ていない力のある選手を試す最後のチャンス」と位置づけ、28名中初選出が11名というフレッシュや顔ぶれとなった。
そして、チームが一気に若返ったオリックスからは、球団が新たな顔として期待を寄せている吉田正尚外野手(25)、山岡泰輔投手(23)、山本由伸投手(20)の“猛牛三銃士”が揃ってメンバー入り。3選手ともトップチームへの参加は初めてとなる。
将来的な侍ジャパンの4番候補とも言われている吉田正尚は「初めての代表なので、自分らしさを出せたらいい。状態はいいので、自分のスイングが打席で出せれば。(チームを)代表していくので、自覚を持っていく。持っているものを出すだけ。選んでもらった以上、結果を出したい。シーズンと同じく全力を尽くします」と力強く話した。
2017年に侍ジャパンのメンバーに選ばれながら負傷のため出場を辞退していた山岡は「最高の舞台なのですごく嬉しい。どこを任されるかわからないですけど、任されたイニングをしっかり投げたい」と笑顔を見せ、今年から先発ローテの一角として期待される山本も「代表として試合に出られるのがすごく嬉しい。楽しみでワクワクしている。力を発揮して思い切って全てを出したい」と目を輝かせた。
試合会場はオリックスが本拠地とする京セラドーム大阪。自分たちの“庭”とも言える場所で、日の丸を背負って躍動する猛牛三銃士の姿を楽しみにしたい。
取材・文=どら増田