◆ 3回9人斬り「結果が出せたのはよかった」
日本ハムの斎藤佑樹投手が20日、「金武町ベースボールスタジアム」で行われた楽天との練習試合に先発登板し、3回3奪三振、無安打無失点の好投を見せた。
斎藤は初回、先頭の田中を空振り三振に仕留めると、続く島内は左飛、3番・浅村は3球三振に退け、最高のスタートを切った。2回は先頭の4番・ブラッシュに四球を許したが、続くウィーラーは遊直、6番・銀次は注文通りの遊ゴロ併殺に仕留め、この回も3人で終えた。
3回は先頭の藤田を二ゴロ、8番・堀内は二ゴロ、9番・渡辺直は空振り三振とテンポよく3者凡退。降板時に二塁の杉谷に「ナイス佑樹さん!」と声をかけられ、笑顔でタッチを交わした。
予定の3イニングを40球で終え、四球を1つ与えたものの3奪三振無安打無失点。斎藤は降板後、「楽天打線がこの時期、試合に慣れていないので」と謙遜しながらも、「結果が出せたのはよかった。もっと強い球(真っ直ぐ)を投げて、変化球の精度を上げないといけない」と、次回登板を見据えた。
栗山監督はこの日の右腕について「感じはよかったし、しっかりバッターに向かって行っていた。気持ちは伝わっている」と評価。それでも「うちの他の先発投手との勝負」と続け、さらなる結果を求めた。