2019.02.23 13:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 8 | 終了 | 3 | 阪神タイガース |
浦添 |
開幕投手は確定済み
いよいよプロ野球のオープン戦がきょう幕をあける。阪神タイガースとのオープン戦を前日に控えた22日、ヤクルトの小川淳司監督は、ここまでの春季キャンプを振り返り「非常に順調にきている」と手応えを口にした。
阪神とは3月29日から始まる公式戦の開幕カードでも対戦。その初戦に登板する開幕投手について小川監督は、「自分の中ではもう決まっている」としながら、「公表する時期は今じゃない」と明言は避けた。
有力なのは21日のDeNAとの練習試合で先発した小川泰弘。昨季、開幕投手であるブキャナンも候補のひとりだが、順調にいけば小川が京セラドームのマウンドに立っている可能性は高い。
また、昨季の登板過多が心配されていた抑えの石山泰稚については、「心配を払拭してくれるような内容。ボールそのものも非常に力強い」と話し、キャンプを通じた守護神の仕上がり具合に安堵していた。
若手とベテランの融合でVへ
今キャンプでは若手野手陣の成長も著しい。なかでも小川監督は、塩見泰隆と村上宗隆の2人の名前を挙げ、「ここから活躍していけるんじゃないかなという雰囲気を感じる」と期待を寄せる。
村上本人も、「紅白戦からタイミングの取り方やいろいろ考えてきたことが結果として少しずつだがついてきている」と話し、それでも「まだまだ満足していない。内容のある打席を増やしたい」と、レギュラー奪取へ向けてオープン戦でもアピールを続ける構えだ。
そして、青木宣親や坂口智隆ら主力のベテラン勢もいよいよ開幕に向けて実戦モードに突入。小川監督は、「彼らはシーズンに向けてオープン戦で調整していってくれればいい」とし、心配していない様子。それでも指揮官は、「オープン戦とはいえ試合に勝つことが一番大事」と結果を求めていくことを強調した。
さらに、今季は「どういう風にローテーションを組んでいくか、候補が多い」と、昨季より先発投手陣への期待値は高い。
若手とベテランが融合された今季のツバメ軍団。球団設立50周年のメモリアルイヤーに、チーム一丸で頂点を目指す。
取材・文=別府勉(べっぷつとむ)