昨季初の2ケタ12本塁打、高卒6年目の大砲
楽天の内田靖人内野手が25日、広島との練習試合(コザしんきんスタジアム)で2打席連続本塁打を放った。試合は4-1で楽天が勝利した。
内田は「7番・一塁」で先発出場。2回の第1打席は広島先発・野村の前に遊ゴロ、5回の第2打席は3番手・島内の前に三ゴロに倒れた。それでも1-0で迎えた7回、4番手・アドゥワから、バックスクリーンへ飛び込むソロ弾をマーク。2-1の9回は昨季までの同僚・菊池保から左越え2ランを放ち、計2本塁打3打点を記録した。
内田は試合後、1本目について「(球種は)真っ直ぐ。上がりすぎたと思ったが風もあって入ってくれた」とコメント。2本目については「シュート。(打った瞬間)行ったかなと思いました」と話した。
この日の楽天打線は、3番・オコエ、4番・浅村、5番・ブラッシュ、6番・ウィーラーと、内田も含め、中軸に長打力のある右打者が並んだ。一塁、三塁、指名打者、いずれかの枠でレギュラー獲りを目指す和製大砲は、「(ポジションが)外国人と被るが、まずは自分のやるべきことに集中したい。結果を残して一軍に残りたいですし、守備は下手なんで打つしかない」と、さらなるアピールを誓った。