「見返してやろうと思った」
楽天の福井優也投手が25日、コザしんきんスタジアムで行われた古巣・広島との練習試合に先発登板し、3回3安打無失点と結果を残した。試合は4-1で楽天が勝利した。
昨年11月に菊池保とのトレードで楽天入りした右腕。初回から3イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、要所を締めゼロを並べた。登板を振り返り「違和感はありましたが、(広島の)ビジターユニフォームだと思って、紅白戦のつもりで投げました」と笑顔。3回を投げ3安打1四球2奪三振の内容については、「四球があったし3ボールも多かった。もっと球数を減らしてテンポよく投げたい」と、反省と課題を口にした。
試合前には広島の緒方監督にあいさつ。「チャンスだと思って頑張れ」と声をかけられ、「見返してやろうと思った」と率直な思いを口にした。
楽天の平石監督は試合前、福井に「お前の生き様を見るわ」とハッパをかけ、登板内容については「よかったと思う。先発候補のひとりです」と合格点を与えた。楽天はローテ入りが期待される藤平、池田、近藤、西口ら若手が、今キャンプの実戦で結果を残せていない。背番号31の開幕ローテ入りが見えてきた。