カブスのダルビッシュ有

◆ 復活の2年目へ順調な仕上がり

 カブスのダルビッシュ有投手が3日(日本時間4日)、ホワイトソックスとのオープン戦に先発。2回(26球)を投げ3奪三振1四球、無安打で無失点の好投で今季2戦目の登板を終えた。

 約6カ月ぶりの登板となった現地時間2月26日の登板後には「痛みなくマウンドに戻れた」と実戦復帰を喜んでいたが、変化球の制球に苦しみ4四球を与えた。中4日で臨んだこの日は変化球の制球も冴え順調な調整ぶりをアピール。降板後には「キャリアを通じても最高の状態」とその充実ぶりを口にしている。

 昨季は度重なるコンディション不良に悩まされ、わずか8試合の登板に終わった右腕。それでも2月にはマリナーズに入団した菊池雄星らとともに「ひそかなサイヤング賞候補12人」としてMLB公式サイトに紹介されるなど、その期待度は依然として高い。消化不良の移籍1年目を経て、32歳で迎えるカブス2年目のシーズン。「過去最高」の状態で鮮やかな復活劇を演じることはできるだろうか。今後の登板にも注目が集まる。

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