◆ キッカケの一打に
巨人の坂本勇人選手が8日、オリックス戦(京セラD大阪)に「1番・遊撃」で先発出場。初回の第1打席に先頭打者本塁打を放った。
坂本はオリックス先発のエップラーに対し、フルカウントから6球目の変化球に反応。「コンパクトに打つことを心がけていた」と甘めに入ったカットボールを振り抜くと、打球はレフトフェンスをぎりぎり越えて先制のソロとなった。
原監督の新体制後、おもに1番で起用されていた吉川尚輝が「侍ジャパンシリーズ2019」に参加するためこの日は不在。指揮官はオープン戦5試合で打率.133(15-2)と当たりが出ていなかった坂本に対し、打撃浮上のキッカケとなることも期待して3番から1番への配置転換を試みた。
結果的にはこれが見事に奏功。坂本は第1打席で一発回答をたたき出し、慣れ親しんだ打順でさっそく結果を出してみせた。