遊撃・吉川尚が走・攻・守で存在感
野球日本代表・侍ジャパンは10日、メキシコ代表を迎えた「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」の第2戦(京セラD大阪)に6-0で快勝。4番に入った吉田正尚外野手(オリックス)が満塁弾を含む2安打5打点を記録し、第1戦で敗れたメキシコに雪辱した。
後攻の侍ジャパンは1回裏、「1番・遊撃」でスタメン起用された吉川尚(巨人)が、中前打と二盗でチャンスメイク。その後、2四球で無死満塁とし、この試合4番に入った吉田が、先制打となるグランドスラムを右翼席へ運んだ。
侍ジャパンの新4番は「打ったのは低めの真っすぐ。しっかり自分のスイングができました。先制点のチャンスだったので、積極的に強く振ろうと思い打席に入りました」とコメント。その後、8番・田村(ロッテ)の中前適時打で初回に一挙5得点としたあと、5-0のまま迎えた7回は、吉田正の左犠飛で6点目を加えた。
先発の原(ヤクルト)は、2回を1安打無失点に抑え「初回は少し緊張しましたが自分の持ち味であるインコースを投げ切れてよかったです」とコメント。3回からは山本(オリックス)が2イニングを無失点に抑えたあと、5回以降は田口(巨人)、三上(DeNA)、森原(楽天)、森(ソフトバンク)、山崎(DeNA)の5投手が、それぞれ1イニングずつを無失点でつないだ。
守っては、遊撃・吉川尚が好プレーを連発し、完封リレーをアシスト。吉川尚は攻撃面でも2安打2得点1盗塁を記録し、攻守両面で存在感を示した。