2日間で「打率8割・1HR・6打点」
メキシコ代表を京セラドーム大阪に迎えて開催された「ENEOS侍ジャパンシリーズ2019」。侍ジャパンは2019年の初陣でもあった第1戦に敗れたが、10日の第2戦は4番吉田正尚がグランドスラムを放つなど、5打点をあげる活躍をみせ快勝を収めた。
吉田は5番で起用された第1戦で初回に先制打を放ち、第2戦では初回に主導権を手繰り寄せる豪快な一発。吉田はこの2日間で打率.800(5-4)で6打点と、まさに若き侍ジャパンの主砲としてチームを牽引した。
第2戦の試合後会見では敵将・フィロバ監督も「すごく良い選手。コンタクトもよくスイングも良い」と称賛。さらに「アメリカでプレーしているのか? あるいはまだアメリカでプレーできないのか?」と記者に尋ね、「アメリカのチームが獲りたいと言ってきているんじゃないか?とても良い選手だよ」と語るなど、この2日間苦しめられた侍の主砲を評価した。
昨季途中から所属チームのオリックスでも4番を務める吉田は今季、大卒4年目を迎える25歳。将来的にはメジャーで活躍する姿も見てみたいが、「シーズンでしっかり結果を残して、また呼んでもらえるようにアピールしていきたい」といきまずはチームの主砲として結果を残すことに集中している。メキシコ相手の2連戦で、今後の活躍に期待が高まったことは間違いないだろう。