楽天・則本昂大 (C)Kyodo News

◆ 右肘手術で前半戦絶望

 楽天は12日、則本昂大投手(28)が11日に都内の病院で「右肘関節鏡視下クリーニング手術」を行ったことを発表。全治まで4カ月程度という見通しを明らかにした。

 則本は大卒7年目を迎える楽天のエース右腕。今季も開幕投手を務めることが有力視されていたが、2月23日に登板予定だった巨人とのオープン戦を「首の寝違え」で回避。以降もコンディションが上がらず、チームの台湾遠征も不参加となるなど不安が広がっていた中、3月に入って都内の病院を受診すると右肘に不安が発覚。開幕直前に肘にメスを入れるという決断を下した。

 かねてから慢性的な故障を抱えていたという見方もあり、今回はその不安を取り除くための「クリーニング手術」を行った。全治までは4カ月と球団が発表している通り、チームは前半戦をエース不在の状態で戦うことを強いられそうだ。

 プロ入りから6年続けている2ケタ勝利や、5年連続で獲得している最多奪三振のタイトルもかなり厳しくなったが、まずは無事に復活することが最優先。チームにとっても、本人にとっても“試練の一年”となりそうだ。

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