◆ 21打席連続ノーヒット
マリナーズのイチロー外野手が17日、プレシーズンゲーム・巨人戦(東京ドーム)に「9番・右翼」で先発出場。巨人の左腕と3度対戦したが、快音を響かせることはできなかった。
イチローの来日後初打席は2回無死一・二塁で巡ってくる。好機での打席だったが、巨人先発・今村信貴の際どいコースを突く速球をじっくりと見極めた。一度もスイングすることはなくフルカウントまで持ち込んだものの、最後はやや差し込まれ「中飛」に倒れた。
つづく4回の第2打席も一塁に走者を置いた形で打席を迎えたが、カウント2-0からの速球に鈍い当たりの「二塁ゴロ」で凡退。第3打席は6回二死一塁で2番手・田口麗斗と相対するも、速球を弾き返した打球はショート・坂本勇人の正面をつき「遊撃ゴロ」に倒れた。
イチローはこの直後の6回裏の守備からベンチへ下がり、この日は3打数ノーヒット。
来日後初戦でヒットとはならず、今春のオープン戦から21打席連続無安打となったが、それでも初回の守りでは巨人・坂本のフェンス際の飛球を難なく処理するなど、“らしい”動きは健在だった。明日の第2戦、そしてアスレチックスとの開幕戦で快音を響かせることはできるか。45歳、19年目のメジャーリーガーに注目が集まる。