◆ 2番手・田口が2発浴び4失点
巨人は17日、マリナーズを本拠地・東京ドームに迎えたプレシーズンゲーム第1戦に4-6で敗戦。2番に起用された坂本にソロ弾が飛び出すなど試合の主導権を握ったが、終盤に投手陣が3本の本塁打を浴びて逆転を許した。
1点ビハインドの3回裏、巨人は吉川尚輝の二塁打でチャンスを作ると、2番に入った坂本勇人が「センター方向を意識していた」と狙い通りのセンター返しで適時打。試合を振り出しに戻すと、直後の4回には原監督のもと2009年世界一に輝いた“WBC戦士”・亀井善行と中島宏之の連打で勝ち越しに成功。さらに5回にも、坂本がカウント0-2から「コンパクトに振り抜くことを考えていた」と相手先発・リークのチェンジアップを左中間席へ。3-1とリードを奪った。
投げては先発・今村信貴が初回に犠牲フライで先制を許しながら、2回以降は走者を背負いながらも踏ん張る粘りの投球。5回までで100球に達したが、被安打5、与四球2つ、6奪三振で1失点と苦しみながらも試合を作る。
マリナーズの9番に入ったイチローに対しては全球ストレートで挑み、2打席とも凡退に。「貴重な時間でしたし、いい経験になりました」とレジェンドとの対戦を振り返った。
しかし、メジャー球団を相手に中盤までリードしていた巨人だったが、2番手の田口麗斗が7回に2番・ハニガー、5番・ブルースに立て続けに2ランを被弾。逆転を許してしまうと、8回には後を受けた3番手・宮国椋丞がゴードンに右翼越えソロ弾を許すなど、終盤の2イニングで計5失点。
9回には坂本がこの日3本目の安打となる適時打を放ち、1点を返すも反撃及ばず。終盤で投手陣が粘りきれずに逆転負けを喫した。
【東京D】巨人 4-6 マリナーズ
M|100 000 410|6
巨|001 110 001|4
▼ マリナーズ・スタメン
(二)ゴードン
(中)ハニガー
(左)サンタナ
(指)エンカーナシオン
(一)ブルース
(三)ヒーリー
(捕)ナルバエス
(遊)ベッカム
(右)イチロー
P.リーク
▼ 巨人・スタメン
(二)吉川尚
(遊)坂本勇
(中)丸
(三)岡本
(右)亀井
(一)中島
(指)陽
(左)石川
(捕)小林
P.今村