◆ 4打席目の好機の場面を反省
ヤクルトの村上宗隆がまた結果を出した。
17日、神宮球場で行われたソフトバンク戦の4回、一死一・二塁の場面でソフトバンク先発の高橋礼が投げ込んだインハイの球を打ち返すと、ヤクルトファンで埋まった右翼スタンドへ3ランを叩き込んだ。
「チャンスだったので、必死にボールに食らいついていこうという気持ち」
前日の16日に続く2試合連続のアーチに村上自身も「打席の内容は凄く良かった」と手応えを口にした。
しかし、これで満足しないところが並みの19歳ではないところ。本塁打を放った喜びよりも、4打席目の8回、二死二塁のチャンスの場面で二ゴロに倒れたことを反省し、「あそこで1本打ってチームに貢献したいと思う。これからはああいう場面で打てるように頑張りたい」と貪欲な姿勢を見せる。
◆ 開幕一軍、その先にレギュラー…
昨季の9月に一軍初昇格を決めると、プロ初打席初本塁打を放つ衝撃デビューを飾った。2年目の今季は更なる飛躍を目指し、ここまで「いろいろ試行錯誤しながらやっている。それが少しずつですけど、結果につながってきている」と手応えも得ている。
宮本慎也ヘッドコーチや、石井琢朗打撃コーチからのアドバイスもしっかり吸収して試合に臨み、具体的な内容は明かさなかったものの「いろいろ打撃の面で教えてもらっている」と話す。
小川淳司監督は村上に対して、「今日は本当にいいホームランだった。ホームランに関しては言うことない。インハイの球をうまく打った」と評価した。
「まずは開幕1軍というのを目標にしてやっている。その先にレギュラーがある」と力強く話す19歳は、「1打席、1打席しっかり内容のある打席を送れるように、もっともっと練習して、監督・コーチのアドバイスをもらって頑張りたいと思う」と意気込んだ。
「開幕・三塁」が現実味を帯びてきても、ヤクルトが誇る若き大砲は慢心することなく突き進む。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)