ニュース 2018.02.27. 16:06

【上一色中学】中学生年代の体作りに大事な休養と食事のバランス

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――食事に関しては、どんな取り組みをしていますか。
「中学生にとって、大きいのは給食の時間です。バランスのいい食事を必ずとれるわけですから、それを生かさない手はありません。上一色中の給食は美味しいんですよ。うちの選手は、必ずおかわりをします。給食はいつも完食。給食のおばさんたちに喜ばれます!」

――最近の子どもは、「朝ごはんを食べない」とも聞きますが、上一色中はどうですか。
「そういうこともあるので、朝練をやっていないんです。朝は家庭で時間を確保して、朝ごはんをしっかり食べてほしい。たんぱく質がどうしても不足しがちなので、納豆やチーズ、シーチキンなどを食べてほしいと伝えています」

――学校の中での活動となると、平日は「補食を取れない」という現状があります。硬式クラブの人に聞くと、「平日も補食を食べられるのが、部活にはできない取り組み」と語っていました。
「本当であれば、放課後の練習が始まる前におにぎりを食べさせたい。うちの場合は、飲み物だけは持ってきていいことになっているので、平日練習の途中に、たんぱく質を摂るために豆乳を飲むようにしています」

――それはまた、独自の取り組みですね。
「保護者の方に協力していただいて、放課後に豆乳を持ってきてもらっています。最近の豆乳は結構おいしくて、子どもたちはごくごく飲んでいます」

――今日(祝日の1日練習)は、補食を2回入れていましたね。
「9時からの練習だったので、10時半頃に補食、昼を挟んでから、14時頃にもう1回補食を入れました。今年の1月に、スポーツ栄養士さんに保護者対象の講習会をしてもらって、そこから補食に対する意識が上がりました。以前も補食は取っていたんですが、専門家に言ってもらうとまた違いますよね。おにぎりを持ってくるにしても、肉が入っていたり、卵焼きが詰まっていたり、中身の具が明らかに変わりました。ただ、本当の理想は親に作ってもらうのではなく、選手自身が栄養のバランスを考えて、自分で作ることです」

――実際に、作っている選手はいますか?
「まだ、いません。それもあって、今日は『おにぎらず』の講習を受けています。専用のキットがあって、これを使えば子どもたちでも簡単に作れるそうです」

――今流行りの「タッパ飯」はやりませんか?
「やりません。じつは、何年か前にお米をたくさん食べようと言っていた時期があるんですけど、それだけでは大きくならないんですね。それよりも、中学生の時期は栄養のバランスが重要。あとは……、高校に行った教え子が、タッパ飯がイヤになって、野球から離れたことがありました。本来、食事は美味しく食べるものです。自らたくさん食べる努力は必要ですが、他人が無理やり食べさせるのは違うのかなと思います」(取材・撮影:大利実)

次回予告

<監督プロフィール>

西尾弘幸(にしおひろゆき)
1957年生まれ。前任の小松川第三中時代を含め、夏の関東大会に5度出場。毎年打ち勝つチームを作り上げる。打撃指導をまとめたDVD『上一色中野球部のバッティング〜狭いグラウンドで打ち勝つチームを作る方法〜』も発売している。 (取材・撮影/大利実)

「上一色中学」連載予告



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