◆ 23打席快音なしも肩で魅せる
マリナーズのイチロー外野手(45)が18日、巨人とのプレシーズンゲームに「9番・右翼」で出場。ライトからサードへのレーザービームで東京ドームの観客を沸かせた。
両軍ともに無得点で迎えた3回裏、無死二塁から田中俊太の放った飛球がイチローの守るライトへ。二塁走者のゲレーロがタッチアップの構えを見せると、助走をつけながら捕球したイチローがすばやく握り替え三塁へノーバウンド送球。このボールが三塁ベースで待ち構えるヒーリーのグラブにドンピシャリのストライク返球となった。
イチローの“レーザービーム”を目の当たりにした観客からは、どよめきにも似た大歓声と大きな拍手が送られた。これには、二塁に釘付けとなった巨人・ゲレーロ、一塁ベンチの原監督も思わず拍手。
打席では坂本工宜と戸根千明の前に2打席凡退となり、連続無安打は「23打席」まで伸びたが、衰え知らずの強肩で東京ドームを沸かせてみせた。