シアトル・マリナーズの菊池雄星が20日、東京ドームで行われるMLB開幕2戦目(21日)での初登板へ向けて会見した。
菊池は「すごくこの日を楽しみにしていたし、まさかメジャーリーガーとしてのキャリアのスタートを日本で迎えることができるとは思ってもいなかった。後にも先にもこんな経験はできない。とにかく楽しみたい。楽しんで、そして勝つ姿を日本の皆さんに見ていただきたい」と意気込んだ。
相手は強力打線のオークランド・アスレチックスだが、菊池は「強力打線ということは感じている。ただ、やれることは自分のピッチング、自分のボールを投げることのみ。とにかくキャッチャーミットを目がけて丁寧に一球一球大事に投げるということ。それは日本にいる時から変わらないが、それしかできないので、とにかく大事に大事に投げていきたい。先日の試合(プレシーズンマッチ)を見させていただいたのと、データを、傾向だったりとかをメモしたり、目を通して一通りイメージを膨らませたところ。バッターによって傾向は当然あると思うが、対策というか、まず大事なことは自分のボールをいかにコントロールできるか。投げたいところに投げられるかが一番大事。自分の納得のいくボール、自分の自信のあるボールを投げきることを大事にしつつ、試合の中で感じたことがあれば上手く対応していければ」と話した。
日本時代との変化は、この春のMLBのスプリングトレーニング(オープン戦)でストライク率が高くなったことだが、菊池は「あくまでオープン戦の話ということで言えば、日本の場合は『ヨコ』に厳しく、あるいは『低め』に、とにかく『コースを間違えないように』という教えでしたし、僕自身もそこを考えていた。ただ、アメリカはすごく力のある打者が多いので、キチッ、キチッというよりも、『上下に強いボール』を投げてくれ、という話を監督・コーチからしていただいて、なるべくブルペンから高めを投げたりする練習をしてくれという話は渡米してすぐに指示されていたので、そこまで厳しくコースに投げるという意識が減ったというのは一つあると思う」と投球時の意識の変化について明かした。
日本球界では2011年に埼玉西武ライオンズでデビューした菊地。今回のMLBデビューとの比較を問われ、「楽しみということに関して言えば両方。そこは日本のデビュー戦と変わらない。ただ、15歳の時に花巻東の監督(佐々木監督)に、『メジャーを目指そう』という話をしていただいてから、一時期はそんなことも言っていられる状況ではなく、目の前の試合を大事に大事にアピールするんだ、という時期もあった。それでやっと(MLBの)舞台に立てるというのは、すごく感慨深いものがある」と今の率直な心境を語った。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
菊池は「すごくこの日を楽しみにしていたし、まさかメジャーリーガーとしてのキャリアのスタートを日本で迎えることができるとは思ってもいなかった。後にも先にもこんな経験はできない。とにかく楽しみたい。楽しんで、そして勝つ姿を日本の皆さんに見ていただきたい」と意気込んだ。
相手は強力打線のオークランド・アスレチックスだが、菊池は「強力打線ということは感じている。ただ、やれることは自分のピッチング、自分のボールを投げることのみ。とにかくキャッチャーミットを目がけて丁寧に一球一球大事に投げるということ。それは日本にいる時から変わらないが、それしかできないので、とにかく大事に大事に投げていきたい。先日の試合(プレシーズンマッチ)を見させていただいたのと、データを、傾向だったりとかをメモしたり、目を通して一通りイメージを膨らませたところ。バッターによって傾向は当然あると思うが、対策というか、まず大事なことは自分のボールをいかにコントロールできるか。投げたいところに投げられるかが一番大事。自分の納得のいくボール、自分の自信のあるボールを投げきることを大事にしつつ、試合の中で感じたことがあれば上手く対応していければ」と話した。
日本時代との変化は、この春のMLBのスプリングトレーニング(オープン戦)でストライク率が高くなったことだが、菊池は「あくまでオープン戦の話ということで言えば、日本の場合は『ヨコ』に厳しく、あるいは『低め』に、とにかく『コースを間違えないように』という教えでしたし、僕自身もそこを考えていた。ただ、アメリカはすごく力のある打者が多いので、キチッ、キチッというよりも、『上下に強いボール』を投げてくれ、という話を監督・コーチからしていただいて、なるべくブルペンから高めを投げたりする練習をしてくれという話は渡米してすぐに指示されていたので、そこまで厳しくコースに投げるという意識が減ったというのは一つあると思う」と投球時の意識の変化について明かした。
日本球界では2011年に埼玉西武ライオンズでデビューした菊地。今回のMLBデビューとの比較を問われ、「楽しみということに関して言えば両方。そこは日本のデビュー戦と変わらない。ただ、15歳の時に花巻東の監督(佐々木監督)に、『メジャーを目指そう』という話をしていただいてから、一時期はそんなことも言っていられる状況ではなく、目の前の試合を大事に大事にアピールするんだ、という時期もあった。それでやっと(MLBの)舞台に立てるというのは、すごく感慨深いものがある」と今の率直な心境を語った。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)